3.Fの災難/動き出すFate
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さとりは瞬時にISを起動。弾幕を発射する。って容赦なすぎでしょ?童顔の人がめっちゃ驚いちゃってるし。喰らったら、まあいろいろ生命的にやばいけど、まあ、大丈夫。
「ファング」
俺の呼びかけにファングが応じ、弾幕を弾く。しかし、数発弾いたところでファングは吹き飛ばされてしまう。まあ、さとりが数発で済ませてくれたためありがたいが。この弾幕はただの銃弾による弾幕ではない。『エネルギー粒子弾幕システム』。ISにシールドエネルギーとは小分けしたエネルギータンクを搭載しそこから操縦者を傷つけずにSEを削る、という設計のはずだった。しかし、現在の世界のIS技術では『機体衝突時の衝撃を殺しきれなかった』のだ。つまり、開発は不可能だった。あの天災兎でさえ「今は無理、それよりも今はタキオン粒子が先決だよ!」と匙を投げた?のだ。多分飽きたな。それがゆえに一発の威力を高めるということで妥協となった。
「古明地。やりすぎだ。山田先生も戸惑っているだろう」
「これくらいしないと意味がありませんから」
痛い目を合わないとわからない子みたいに言わないでもらいたいな。これでも俺は天才ではないが秀才である自覚はあるんだぞ。優等生であるかはわからんが。
いったん床に錯乱してた設計図やら工具やらを部屋の隅に追いやり、座布団とちゃぶ台を持ってきた。もともとこの部屋は戦兎さんの部屋を丸々そのまんまパクってレイアウトしたから話し合いができそうな机椅子は一切ない。ちなみに、さとりが弾幕放ったのにこいしはベッドの上を陣取ったまんまだ。
「改めて、私は織斑千冬だ。IS学園で教師をやっている。そしてこの方は私の学級で副担任をしている山田真耶だ」
「山田真耶です。よろしくね?えーと」
織斑千冬?ああ、ブリュンヒルデか。この人が世界最強と名高い女性か。確かに強いな。少なくとも俺の知る中で五指に入る。俺でも勝てそうにない。改造人間の立場がないな。
「レイモンドです。下の名は名乗る気はありません」
「ん?どういうことだ」
「『現実は小説より奇なり』。まあいろいろあるんですよ」
そのあとに手をひらひらさせながら「あ、在日期間は長いんで言語は気にしないでもらっても結構です」と付け加える。
「……まあいい。それでIS委員会は男性操縦者二人を保護する方針で「保護ではなく、監視。と言えばどうです?」……どうしてそう思う」
「ISは今や兵器と化してしまっている。何ならISは現代社会システムの根幹だ。世界にとってはモルモットだろうし、女権団にとっては女尊男卑を脅かす目の上のたんこぶだ。なら、手の届くところに置いておきたい。これが俺の解答だ」
「……入学、してもらえないか?」
――――――――沈黙は肯定と受け取って構わない。目の前の人の目が言っていた
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