第4話 サイヤ人同士の用事
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う。だが、それでも力の差は違う。
もし、レッドがギルダーツの気まぐれで手合わせがなかったら今頃タイバといい勝負ができていたのだろう。
タイバとて、伊達に鍛えたわけではないから。
だが、レッドは環境に恵まれていた。
それは人にも場所にも――――成長的にも
故に、この闘いは、そんなに長く保たないのは必然だったかもしれない。
「――――ゲボァッ…!?」
「インパクト」
そして、片方のサイヤ人、タイバはレッドの抑えられた一撃で倒れ伏したのだった。
SIDE:レッド・パッペ
今、目の前で男が正座をしている。いや、別の彼が悪い訳ではない。むしろ勝負をいきなり終わらせたオレが悪いようなモノだろう。けど、なんでお前が正座するんだ?
「さぁ、なんでも言え。負けたのはオレだ。勝者の命令はなんでも聞こう」
「ん?今なんでも言った?」
「言った」
ネタとして言ったけどやっぱり通じなかった。同じ出身であっても違うものかね…いやオレが違うだけか…(前世)
「てかアンタそれ言わなかったよな。いいのかよオレが命令しても」
「弱いものは強いものに付く、というだろう。それだ」
「弱肉強食の世界の掟かよ。間違ってないかもしれないけど…」
といっても特に命令などはないからなぁ…。
てか
「アンタ、サイヤ人のギルド創るって言ってたよな」
「…それを中止にしろ、と?」
「違ぇよ」
普通に聞いただけだっつぅの。何オレそこまで鬼畜じゃないよ?
でもまぁ、同じサイヤ人として放っておけないのだ。妖精の尻尾がオレにしてくれたように、オレも誰かを救いたいと思うし、何よりも放っておいたら妖精の尻尾の一員として名折れになっちまう。それはラクサスも許さないだろうし、オレ自身も解せない。だから――――
「アンタらギルドを創ったらさ、オレたち妖精の尻尾と同盟ってかな、ダチになれないか?」
「…!」
ギルドが一つのギルドに入るのって聞いたことないけど、これで少しでも同じサイヤ人を支えれるかもしれない。一応、お金についてはオレが稼げばいいし、一応今年からS級試験をする予定である。
これからS級で金も多くなるだろうし、何より余裕が出るのならサイヤ人のギルドに回すのが良いだろう。妖精の尻尾の支部って形になり得るが、多分マスターも喜んで許可してくれるだろうし
「オレはアンタらの苦しみとかは知らないけどさ、それでも同じサイヤ人だから気にならないって訳じゃない。それにアンタの話を聞いてアンタは思いやりがあ
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