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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
第4話 サイヤ人同士の用事
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感じたレッド本人はちんぶんかんぷんだが

「―――――オレたちサイヤ人はあまりにも除け者にされているってことを貴様は気づいていないのか」

最初に話し始めた男に対してレッドは何を話したいかを察した。

「オレたちサイヤ人がこんなにも蔑ろにされる必要、どこにあると思う?オレたちはただ闘いを求め、そして何よりも人生に悔いを残したくないだけだ。それなのに周りの人間は我々を虫を見るような目で見ているやつも多い。」

だがそれは生まれた自分たちに対して間違ったことだ。それはむしろ先代のサイヤ人たちが行った過ち。今更こうして生を受けた子供たちや我々に向けるべきものではないはずだ。

そう語る男の目は殺気立て、ギラギラとしている。まるで今すぐ飛びつかかんばかりの目にレッドはどう避けるかを思考する。まるで巨大な何かをぶつけられるんじゃないか、と錯覚する。

「だからオレは、オレたちもギルドを創るすることにした。それも魔道士ギルド…貴様の所属しているギルドのようにな」

ということは彼はサイヤ人特有のギルドを創って自分たちサイヤ人を保護する気なのか、とレッドは考えるが目の前の男から感じる闘気でその考えを捨てる。なぜなら男は今から何かを仕出かしそうだからだ。

「そこで貴様に交渉しに来た。レッド・パッペ――――我々と来い。そして周りの奴らを倒して頂点に立つぞ」

そして自分に交渉を持ちかける男にレッドは「やっぱりか…」と頭を抱えたくなった。だがそれは仕方ない。
レッド自身は気づいてない様だが、彼の実力はギルダーツと手合わせして強くなってきた。例え色々なダメージや疲労を受けても、その度に強くなる。それはまさに「戦えば戦うほど強さを増していく」サイヤ人の特性を発揮しているのだ。ならば彼が自然と名が売れるのは可笑しくはない。だからこそ友であるラクサスも必死で強くなろうと努力する。レッド本人はそこを気づいて無い様だが

「貴様のような実力者が我々と居れば自然とオレたちサイヤ人のギルドも名が売れるようになる。そして何よりも他の者達に一矢を報いることができるの、な」

ただそれだけでいいのならいいが、サイヤ人は凶暴な性格が多いと聞く。そんなギルドが正規ギルドとしてやっていけるか?それで闇ギルドに落ちないか心配なのだが、とレッドは脳内で思考を巡らせる

「さぁ選べ。オレの手を取って共に往くか。それともここで無理矢理連れて行かれるか」

「結局連れていかれるじゃねえか!!選択肢なんて元からないようなもんだろそれ!?」

「当たり前だろ?」

何バカなことを…と口にする男に対してレッドは頭痛が増してしまう。どちらにせよオレを仲間にしたいらしいが、だがそれでも気になることがある

「なんでお前、い
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