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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
第4話 サイヤ人同士の用事
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ど」

そしてレッドから男の実力は侮れるとは思えない。モンスターもそうだが、モンスターだけではなく闇ギルドの魔道士とも戦闘を繰り広げたことがある。だからある程度どれくらい強いのか知っているつもりだ。何より魔力の量はその人物の強さを表すのとそんなに変わらない。経験や技術があれば魔力量等関係なくとも充分に戦えるとレッドは思う。だから男のロープの下から見る肉体がとても素人とは思えないと確信しての一言だった。

そのレッドの一言を聞いた男は、顔を隠すロープの下で口がニヤけた。そして、自分の羽織っているロープを手に掛け、それを後ろへと投げ捨てた。

「…お前…は…?」

男の容姿を見た時にレッドは「いやいや、そんなフラグ建てた覚えないんだけど…」と脳内で愚痴る。
何故レッドが脳内で愚痴ったのは、男の腰に巻いているソレ(・・・・・・・)を見たからだ

それは嘗て自分にも生えていたものであり、何より自分の種族を表す第一の特徴とも言っていいモノ。

それは、猿の尻尾。普通の猿より尻尾の毛が短い。

そして、男の黒髪黒目で「あ、これ確実同士や」とレッドを察しさせる容姿だ。

「オレの名はタイバ、唯のサイヤ人だ。それも貴様と同じ先祖返りの、な」

そう呟く男にレッドは疑問を持つ。
何故自分が先祖返りだってことを知っている?尻尾も切った。それに先祖返りっていっても自分の髪の地毛は茜色(リーダス談)だ。普通は先祖返りだと見分けがつかないはず…
そういう意味を込めて相手を睨みつけると相手はニヤニヤしながら答えるだけ。だがその目は笑ってなどいない

「ああ、オレから情報屋を雇っただけさ。サイヤ人には特徴の魔法があるだろう?そこから貴様を調べたに過ぎん」

そういえば最近自分は名が売れるようになってきたなとレッド本人は思い返す。
クエストで上級のモンスターを倒したり、闇ギルドを討伐したり、クエスト中に現れた危険なモンスターを倒したり(白目)

それで世間から自分が知れるようになった、とマカオから聞かされた。サイヤ人ということも分かるから妖精の尻尾からの評価が下がりつづあると気にした時期あったレッドにとってはあまりいい思い出ではない。突然乱入するモンスターも

「だからといってオレを調べる必要あったか?ただギルドがトップなだけで調べるのならまだ力不足だとオレ自身思うんだけど?」

「…貴様は自分に厳しいのか。成る程、本当にサイヤ人らしからぬ男だ全く…。」

呆れた様子の男を見てレッドは困惑を表す。オレ間違ったこと言った…?と呟く

「まぁそれはおいおい話そうか。まずオレの目的について話そう」

その目はさっきから威圧が増す。どうやらレッドの発言で怒りが増したようだ。それを
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