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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
第4話 サイヤ人同士の用事
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―――――マグノリアからどれ程離れたのだろうか。

レッドはそこから遙か離れた西方にある荒野まで徒歩で移動していた。
勿論ただの散歩というわけではなく、目的があるか故にだ。

さっきほど評議員にサイヤ人について記されていた本を出した後、どこに売ってあるか質問した。
勿論知っているというわけではないから望んだ情報は出なかった。

―――――まぁ、それはあまり好かれていないからか、すぐに出ていってほしいということだったかもしれない。

だが、それは一部の評議員でもあるというだけで彼を受け入れている者たちも微かに居る。
例えば評議員の若者である「ラハール」や「ドランバルト」と仕事で同じ場所で協力して共に闇ギルドの討伐があって、互い世間話する程の仲にはなった、とレッド本人は思っている。
まぁ、ドランバルトやラハールは妖精の尻尾の有用性のある情報を聞くためということもあるが、本人たちは至ってレッドに好感が持っている。

次に六ノ席のヤジマ。
妖精の尻尾のマカロフと仲が良好だからか、マカロフに拾われたレッドやその子供たちのことをよく聞くことで偶に評議員に用事で来る妖精の尻尾の魔道士を有効的に迎え入れていたりする。
そして、サイヤ人として大食いなことか、料理で自身のあるヤジマが時々ご馳走してくれるから断然とレッドと仲良くなれた(「胃袋ゲットだズ」、と呟いた時にレッドは負けを確信したとか)

そのヤジマから評議員に出る時に「ワスがこの本の発行者を探ス」と言われて、それでレッドが感動でつい「ヤッさん…!」と呼んでしまった。まぁヤジマ本人はその呼び方が気に入ったからこれかも呼ぶことOKされたらしいが


さて、何故レッドが此処に居るというと、評議員に着く前に感じた目線をまた感じ、時間が経つたびに強くなって危険だと思ったからこうして人が寄り付かないような場所に来たっていうことになる。

だがいつまでも来ないわけじゃなく、もしかしたら通行人が来るかもしれないので一気に片付けるとのことだ。

そして、丁度いい広さだと思いレッドは感じる目線の方に振り向き、

「おい、後ろから着いてきてるの気づいてるぞ。何が用か?」

着いてきてる者に対して声をかける。広い荒野だがそれでもはっきり聞こえる大きさで話した。随分器用になったとレッド本人も鼻が少し高くなっている。

「―――――――」

「…お前だよな、オレに用あるのは」

ロープを掛けた人影が姿を現す時、レッドから見た男を見ては警戒度を高めた。「鼻を高くする場合じゃねえや」と反省していつでも相手の攻撃を避ける準備をするために足に力を溜めて男の言葉を待つ

「んで、お前誰だ?オレから見るとお前、随分腕の立つヤツに見えるんだけ
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