二十二枚目
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姫島神社
今現在、ここにはそうそうたる面子が揃っていた。
グリゴリ総督アザゼル。
グリゴリ副長シェムハザ。
グリゴリ幹部バラキエル。
グリゴリ幹部グザファン。
現魔王サーゼクスルシファー。
グレイフィアルキフグス。
リアスグレモリー。
現魔王セラフォルーレヴィアタン。
今にもハルマゲドンが起きそうなピリピリとした空気が流れていた。
「じゃぁ…篝と朱乃は時に応じて、呼び出されると言うことか?サーゼクス」
「妥協点はそこしかないだろうアザゼル」
そういう事で、決まったらしい。
そして…
「サーゼクス」
「なんだアザゼル」
「いい機会だ…一つ提案がある」
「奇遇だな…私もだ」
「グリゴリは悪魔政府に和平を申し入れる」
「悪魔政府はグリゴリに和平を申し入れる」
二人の言葉に、他の参加者は目を見開いた。
「だったら二人を大使にしようよ☆」
セラフォルーレヴィアタンのセリフに俺と姉さんは驚いた。
「大使って…俺達はまだ子供だぞ?
名目上とは言え無理が無いか?我が主様」
「君が子供か…最近の子供は恐ろしいね」
チッ
口を挟んできたサーゼクスルシファーに抗議の視線を送る。
「それに度胸もある…益々気に入ったよ」
「くはははは!魔王に舌打ちか!やるじゃねぇか!」
グザファンうるさい。
「では、正式な書面は追って送付させる…頼むぞ少年」
おい、決定かよ…
「バラキエル、彼等の父親として、何かあるかい?」
「…………………………」
父さんはずっと心ここに在らずといった感じだった。
「お、おいバラキエル?」
父さんはアザゼルの声で我に帰った。
「セラフォルーレヴィアタン、リアスグレモリー…二人を…守ってやってくれ…」
「うん!」
「わかってるよバラキエル☆」
その後は…うん…何故か宴会みたいになった。
取り敢えずアレだ、母さん強ぇ…
宴会といっても大人が酒を呑んでるくらいだ。
アザゼルもあまり騒いでいない。
料理は母さんとグレイフィアさんが作った。
大人(幹部)は酒を呑みながら色々話している。
分割がどうの領地がどうの言ってるから冥界の分割統治の草案でも出しているのだろう。
冥界の支配権を巡って戦っていた堕天使と悪魔だが今は形骸化し、名を上げる為に戦っている…という風に父さんに教わった。
一方子供(+保護者)組は…
「おぉ…篝の羽ってこうなってるのか…」
「グザファン?」
さわさわ…
「ひゃうっ!姉さん!そこはらめ!」
「ふふ…篝はココが弱いんですよね…」
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