暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
テリーの食事と再会の聖剣
第31話 テリーのご飯はいずこへ?植物地獄、ウールジャングルに迎え!
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でニコッと微笑む。


「……何を嬉しそうに吠えてやがる、もしかして勝利のおたけびのつもりか?確かに決着はついたな、お前の負けで。なあルフェイ?」
「はい、とても素晴らしい死闘でした。流石は師匠がパートナーにしただけのことはありますね」


 イッセーとルフェイがそう発言した瞬間、ゴブリンプラントの身体から煙が上がり突然燃えだした。


「ヴァァァ!?」


 ゴブリンプラントは驚いてテリーを吐き出した。するとイッセーが動きテリーをキャッチして地面に降り立つ。


「テリー、よくやったな。立派だったぞ」


 イッセーは笑みを浮かべてテリーを撫でた。私たちは何故ゴブリンプラントが燃えだしたのか分からなかったのでイッセーに確認した。


「イッセー先輩、何が起きたんですか?」
「ゴブリンプラントが燃えだした理由、それはこいつさ」


 イッセーはさっき持っていた木の実を私たちに見せてきた。


「こいつは『酒ヤシの実』って言ってな、中には発行した酒が詰まっているんだ。アルコール度数は60%もあり引火しやすい、テリーがさっき辺りを動き回っていたのは周りに実っていた酒ヤシの実を傷つけて酒をゴブリンプラントの幹にかけるためさ。そしてそこに全力で牙をかみ合わせた時に出た火花でアルコールに着火させたんだ」


 そこまで考えて戦えるなんて……私たちはテリーの戦闘の才能に驚きを隠せなかった。


「ん?どうかしたのか、テリー」


 テリーは近くに落ちていたゴブリンプラントの燃えカスを食べた。味もしないだろうし美味しくもないはずなのにテリーは燃えカスを食べ続ける。


「テリー、お前俺が殺した命は必ず食えと言ったからそれを守ったんだな……」


 イッセーはテリーが自分の言った事を守ったことを理解して嬉しそうに微笑んだ。


「いいよテリー、そいつは食わなくて。そもそもそいつは死んでない、燃えた灰をバクテリアが分解してその栄養を吸ってまたすぐに再生する。それよりも……」


 イッセーは頭上に伸びていたゴブリンプラントの枝を見ていた。


「こいつの長い枝の行き先、それが気になるな。これ程大量の食糧を吸収するこいつの枝の末端に何があるか……皆、見てみたくないか?」
「イッセー、それって……」


 イッセーの言葉に私はまさかという思いで答えた。


「ああ、きっとこの上にあるはずだ。BBコーンが!」



―――――――――

――――――

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side:朱乃


 うふふ、ようやくわたくしの視点がやってきましたわね。わたくしたちは現在ゴブリンプラントの幹の末端を目指して木登りをしている最中ですわ。幹が生い茂っていて
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