暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
テリーの食事と再会の聖剣
第31話 テリーのご飯はいずこへ?植物地獄、ウールジャングルに迎え!
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!?」
イッセーの叫び声が聞こえたのでそちらを振り返ってみるとイッセーの肩に植物が生えていた。
「イッセー!?」
「怪鳥のフンから芽が出た……いやフンの中に種が混じっていたのか!?」
フンの中に植物の種が混じっていたとイッセーが説明するが普通人体に発芽したりしないわ、なんて生命力なの!?私たちが驚いている内にイッセーの肩に発芽した食獣植物はどんどん成長していく。
「ぐっ、マズい!このままじゃ体の養分吸収されつくして干乾びちまう!仕方ねえ!!」
イッセーはナイフを振るい肩の肉ごと食獣植物を剥がした。
「ぐわぁ!クソッ、メチャクチャ痛ぇな……皆、今は走るんだ!フンには絶対に当たるな!」
私たちはイッセーの言葉通り怪鳥のフンをかわしながら先を進もうとするが突然テリーがイッセーを突き飛ばした。
「テリー!お前、何してんだ!!」
テリーは何か触手のようなものに巻き取られて身動きが取れなくなっていた。
「なんだ、こいつは……」
テリーを捕まえていたのは植物の化け物だった。宝石のような目を光らせて私たちを睨んでくる。
「こいつはゴブリンプラント……ここの主ってわけか」
ゴブリンプラントというらしい生物は樹の枝のような触手でテリーを締め上げていく。
「テリーちゃん!」
「先輩、テリーを助けないと!」
「……」
「イッセー?」
普段なら真っ先に動くはずのイッセーが動かなかった、イッセーはゴブリンプラントではなくテリーを睨みつけて普段は出さないような重苦しい声で話し出した。
「テリー、なぜ俺を助けた?森の入り口で約束しただろう、お前と俺は助け合いはしないって……お前は俺を助けたと思っているのかも知れんが俺はそいつが背後から近寄ってきていたのを察知していた。つまりお前は俺の邪魔をしただけだ……」
イッセーから放たれた殺気がゴブリンプラントを硬直させてその間にテリーは触手から脱出した。
「テリー、約束を破った罰としてゴブリンプラントはお前がどうにかしろ。もともとBBコーンはお前の為に手に入れようとした食材だ、なら自分の力で手に入れて見せろ」
イッセーはテリーにそう言うとそのまま腕を組んで動こうとしなくなった。テリーはイッセーの言葉に頷き一匹だけでゴブリンプラントに向かっていった。
「ブゲァァァァ!!」
ゴブリンプラントが再び触手でテリーを捕らえようとするがテリーは素早い動きでそれらをかわしていく。そしてゴブリンプラントの体を鋭い牙で噛みつき引きちぎるが引きちぎられた部分が肥大化してテリーを飲み込もうとする、テリーは素早く後退して難を逃れたが今のは
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