暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
テリーの食事と再会の聖剣
第31話 テリーのご飯はいずこへ?植物地獄、ウールジャングルに迎え!
[13/14]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
殺されたんです、堕天使と人間のハーフであるわたくしを忌み嫌うものたちからわたくしを守るために母は殺されました。その時母を殺した人たちからわたくしがいたから母は死んだ、恨むなら生まれてきた自分自身を恨めと言われました。わたくしは父であるバラキエルに助けられましたがわたくしはその時に父を傷つけてしまったんです、「どうして私を生んだの?私がいたからお母さんは死んじゃったの?どうしてお父さんは人間じゃないの?」とそう言いました」
「それは……」
今でも鮮明に覚えています、そう言った時の父の悲痛な表情を……
「わたくしは父を避けるようになり触れ合う事も話し合う事もなくなりました。父も次第に仕事に没頭するようになり見かねた堕天使の総督であるアザゼルはリアスの兄である魔王様と取引をしてわたくしはリアスの元に来ました」
「……そんな過去があったんですね」
「イッセー君はわたくしをどう思いますか?堕天使とのハーフであるわたくしを……」
イッセー君は真っ直ぐにわたくしを見るとギュッと抱きしめてきました。
「あ……」
「朱乃さん、そんなつらい過去を俺に教えてくれてありがとうございます。俺は朱乃さんが堕天使とのハーフでも全く気にしませんよ、俺だってグルメ細胞を持った超人ですからある意味では純粋な人間じゃありませんしね」
「イッセー君……」
「朱乃さんは俺にとって大切な仲間です、だから安心してください」
イッセー君はそう言ってニコッと微笑みました。わたくしは受け入れてもらえたことが嬉しかったですが一つだけ不満がありました。
「仲間……ですの?」
「はい、そうです。朱乃さんは仲間です」
「……嫌ですわ」
「えっ?」
「仲間じゃ嫌ですわ……わたくしもイッセー君のお嫁さんになりたいです」
彼の胸に寄り添い上目使いでイッセー君を見つめました。
「あ、朱乃さん?今なんて……」
「お嫁さんにしてくださいって言いましたの。駄目ですか?」
「……その、朱乃さんは俺の事が好きなんですか?」
「はい、わたくしはイッセー君の事が好きですわ。例え一番じゃなくてもいいんです、道具でもいいから傍に置いて頂ければそれで構いません、だから……」
「朱乃さん……」
わたくしは本心でそう言いました。でもイッセー君はムッとした表情をするとポコッと軽く拳骨をしてきました。
「イッセー君?」
「……朱乃さん、俺はあなたが好きです。だから自分を道具なんて言い方はしないでください」
「え……」
イッセーはそう言うとわたくしの唇にキスをしてきました。わたくしは最初は驚いて目を開いていましたがイッセーにキスをしてもらえたことが嬉しくて彼の首に両手を回して深いキスをしました。
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ