暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
テリーの食事と再会の聖剣
第31話 テリーのご飯はいずこへ?植物地獄、ウールジャングルに迎え!
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ウマを乗り切った、それに比べてわたくしは今も逃げ続けるばかり……リアスに偉そうに言えたものじゃありませんわね)


 わたくしは自分の中にある血から目をそむけてきました、否定されてきた血を……


「わたくしもイッセー君に言いたい……でも怖いわ……」
「何を言うんですか?」
「それはわたくしの秘密を……って小猫ちゃん!?」


 いつの間にかわたくしの背後に小猫ちゃんが立っていました。ま、まさか今の独り言を聞かれていたんじゃ……


「はぁ、いつかこうなると思っていましたが案外早かったですね……」
「あ、あの、小猫ちゃん。これはその……」
「いいですよ、誤魔化さなくても。その様子だとイッセー先輩を本気で好きになっちゃったんですよね?」
「……」


 わたくしは顔を真っ赤にしながらコクッと頷きました。


「いつから好きになったんですか?」
「……イッセー君の事は出会う前から知っていましたの、他の人は野蛮だとかおっかないとか彼に否定気味な事を言ってたけどわたくしはイッセー君は素直な男の子で笑顔が可愛らしい素直な男の子だと思ってましたの」
「素直……ですか?確かにイッセー先輩は嘘をつかないし笑顔も普段とのギャップでキュンッとしちゃうくらい可愛いです」


 小猫ちゃんは照れながらイッセー君の事を話しますがちょっと素直の意味が違いますわね。


「うふふ、小猫ちゃんは普段同級生の男の子や先輩に可愛いって褒められたりしてますわよね?」
「まあ騒がれるのは好きじゃないんですがよく言われますね、告白もされたりしますが今はイッセー先輩がいますから断っています」
「わたくしはリアスの女王ですから会合などで他の上級悪魔の方に出会う機会も多いのです、その時決まって彼らはわたくしを「美しい」とか「綺麗」だと言ってきますの。でも実際はわたくしの身体目当てで来る男性ばかり……そのせいでちょっと男性不振になりかけていましたわ」
「朱乃先輩……」
「でもイッセー君は取り繕ったりしないでハッキリと自分の思いを話しますの、レーティングゲーム前の合宿でも厳しい言葉を言われたり挙句には吹っ飛ばされたりもしましたわ。でもわたくしはそれが凄く新鮮に感じましたの、今までそんなことをした男性はいませんでしたから」


 わたくしに優しくしてくれたり褒めてくれる男性は沢山いました、でも大抵は下心のある人ばかりで何回か無理やり関係を迫られたこともありましたの。その時はリアスや魔王様が助けてくれましたがそんなことが続いていたからかわたくしは下心のある男性が分かるようになっていき最近では祐斗君やもう一人の僧侶の男の子以外の男性に恐怖心がありました。でもイッセー君はわたくしのご機嫌をとったり気に入られようともせず自然体で接してくれました
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