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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第660話】
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同時にアイアンガイのテーマ曲が流れ始めた。
その音楽と共に戦闘員達がヒルトやアイアンガイを取り囲む、人質となってるチビッ子や楯無、のほほんさんは邪魔にならないようにステージの端へと移動した。
なるようにしかならないと思いつつ、アイアンガイ、ヒルトは背中合わせに戦闘員に対峙する。
「お前、ダンスステップはわかるか?」
「え? か、簡単な内容なら……」
「アイアンガイの劇のリズムは1 2 3 4♪ このリズムで段取りしてる、最初は2バックステップ右ターン左キック、その後は――」
簡単なレクチャーとともに、アイアンガイの劇が始まる。
戦闘員一人の攻撃をバックステップで避け、新たな戦闘員の模造剣を右ターンで回避、三人目が来ると同時に左足でキックアウト――その一撃が三人目にクリーンヒットし、一気に戦闘員を薙ぎ倒す。
それだけで拐われたチビッ子がわき上がり、楯無ものほほんさんもヒルトの動きに見とれてしまう。
「うぬぬっ……! アイアンガイの協力者! 先ずは貴様から片付けてやるわ!!」
「うぉっ!?」
アイアンガイを相手するより先にマスターXがヒルトを狙う!
次の動きの指示もわかっているヒルト、右、左と身体の一部を動かしてマスターXの突き、ジャブを避け、四テンポ目で高くジャンプ――そして、次のテンポでヒルトの一撃が炸裂した。
「ウォォオオッ!!」
「グハァッ!?」
ヒルトのジャンプキックがマスターXに炸裂、それが合図になったのか戦闘員はアイアンガイを襲うのを止め――。
「き、今日の所はここで引き上げてやるぞ! アイアンガイ! それと……その協力者、有坂ヒルト!」
舞台上で煙が立ち込め、戦闘員及びマスターXは舞台袖へと消えていく。
「みんなー! 悪の組織はアイアンガイと有坂ヒルトの手によって撃退されましたー! 皆も、助けてもらったお礼を言おうねー?」
「「「ありがとう、アイアンガーイ! ありがとう! ありさかひるとー!!」」」
「あ、いえ……てか今更ながらハズイ……」
「うふふ、ヒルトくんってば顔が真っ赤よ?」
「にひひ、でもかっこよかったよ〜」
楯無、のほほんさんと当然のようにヒルトの腕をとり、絡ませてくる。
照れながらもヒルトは観客席に頭を下げた。
そんなこんなで波乱に満ちたアイアンガイヒーローショーは終わりを告げた。
「私も参加したかった……くすん」
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