第32話 論功行賞
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
クヤードへ付くと、ウェイターの1人が笑いながら話しかけてくる。
「少佐、水も滴るいい女ですな」
「大尉、はっ倒すよ!」
「おお怖い」
頭をタオルで拭きながら、リーファが大尉と言う男と話し始める。
「始めまして、バクダッシュ大尉ですね、小官はロボス少佐です」
その言葉を聞いたバクダッシュがエッという顔をして話し出す。
「少佐と小官は同期なんですが」
その言葉を聞きながら、ニヤニヤとリーファは話す。
「そんな髭の大尉は見たこと無いけどね」
「それは、士官学校時代は髭は生えてませんでしたよ」
「剃ってくれれば、思い出すわよ」
バクダッシュはからかわれていると知り、しょうがないと諦める。
「そいつはご勘弁を、此れはトレードマークでして」
「いいわよ」
「全く、昔からからかわれていましたからね」
「頼りになる情報部員だけど、あのドジッ子もそうなのかい?」
「新人ですけどね、あのドジは役に立ってます」
「まあ、自然だしね」
「本部長からのネズミ狩りですが、順調に進んでいます。現在は監視に止めていますが何時でも行ける状態になりつつあります」
バクダッシュは資料を見せながら話す。
「此は、後方勤務本部大佐か、横流しをして私腹も肥やしていると」
此がイブリンの不倫相手になるかもしれない奴か、今の内に対処しておこう。
「そうですね、今回横流しも発覚しました」
「バクダッシュ大尉、この男に妙齢な結婚願望が強い様に見える諜報員を部下として送り込み、愛人関係になり監視するようにしてくれないかしら」
「又どうしてですか?」
「後輩にこういう輩に引っかかりそうなのが居るんだよね」
バクダッシュがそれを聴いて苦笑する。
「ドールトン中尉ですな、判りました、中尉を守る為に部下を配置しましょう」
「流石、情報一筋〜300年早いの安い旨いの♪だねw」
「どこの、テーマソングですか」
「まあ頼むわ」
「了解しました」
その後べたつきを取り着替えた、リーファは謝られながら店を後にするのであった。
宇宙暦792年7月1日
自由惑星同盟軍の新人事が発表された。
統合作戦本部長エーデルガルト元帥が老齢で退任し、
統合作戦本部長にシトレ大将が就任。
宇宙艦隊司令長官にロボス大将が就任。
総参謀長にグリーンヒル中将が就任。
憲兵隊総監にサダ中将が就任、此は最初から決まっていたことであり、ホーランドを巻き込む為に態と総参謀長退任を発表したのである。
宇宙艦隊作戦参謀兼統合作戦本部員にヤン中佐、ワイドボーン中佐が就任。
統合作戦本部員のドールトン、スールズカリッターが大尉に昇進。
リーファは今まで通り宇宙艦隊作戦参謀兼統合作戦本部員で中佐に昇進した。
アッ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ