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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
第3話 月日が流れる…謎の本と向けられし憤怒の目線
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れで体が弱かったに関わらず、今じゃ強くなりすぎてる感がある。ある意味オレが抜かれていることがあり得るかもしれない。雷早えよ…。

前に「なんでそんなに強くなったんだ?」って聞いたら
「お前に負けてられねえから」

と返された。
まさかライバル視されるなんて…。
というわけで今でも修行を続けている身です。
最近は手から光…オレは「気弾」と呼称している。
なんで気弾だって?そりゃ…なんか「魔弾」にすると何かが違うっていうか…病気…がね?(目を逸らす)
だから気弾にしてみた。なんかこれでしっくり来るからこのままにしている。

この気弾で色々試してみて、エネルギー砲という長いやつが出せた。しかも大きい(語彙力)
おかげでオレ自身の魔法を覚えれたってところだけど…なんかサイヤ人ってのはこれが普通らしい…。

らしいってのは、このアカリファっていう、マグノリアの西の方にある街でたまたま落ちてたのを拾ったからだ。

「なんで拾った」と言っても、前から本好きだったからと、道半ばに落ちてるの見たから珍しがって拾ったってところだ。

んで拾ってみたら予想外のパターンだった。…よく新聞で見る「サイヤ人」の評判が最悪だったが、この本はサイヤ人を良く思っているような文面があった。

救われたって書いてあるが…そのお礼として書いたのだろうか?まぁ、今更書いても変わるとはとても思えんが。

しかし大猿か。なら尻尾を切ってよかった(・・・・・・・)な。マスターの言う通りに満月を見て大猿になっちゃ溜まったもんじゃない。…まぁもうすぐ生えてくるだろうけどさ。

とりあえず、この本は落ちてるってことは誰かが落としたかもしれないし、評議員にでも事情を説明しておこう。
そうと決まったら早速行動をするか。



 そう決めて歩いてきた道を振り返って目的地に行こうとする中、どこからか目線を感じた。
視線の方向を振り返ったら突然気配が消え、視線もなくなっていた。どこを見ても何も無く、マグノリアの建物の屋根を見ても別段と変わったことはなかった。

だから、気の所為ってことで置いて早く行くとしよう。クエストを終わらせたのを伝えたほうが良いし。



















 ◆◆◆◆◆◆








レッドはそれを気にせず、ただマグノリアで大勢の人が歩んでいる道へと戻っていく。

本来レッドが歩むはずだった道のすぐ近くにロープを付けた男性が立っていた。その男性がまたレッドの背中を見つめ―――――いや睨んでいる。その目に宿すのは、憤怒。

何を以ってその目に宿す怒りをレッドに向けているのか、それは未だ定かではない――
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