幕間二十:笹夜先輩とクラシックピアノ
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嬉しいです☆ ありがとうです☆」
心桜「笹夜先輩! もっと聴かせてほしい〜!!」
七夏「私も聴きたいです☆」
笹夜「ありがとう。じゃ、今度は二人も聴いた事があると思う曲を演奏しますね♪」
心桜「わぁー♪」
七夏「お願いします☆」
笹夜先輩はクラシック楽曲を演奏した。
心桜「あ、聴いたことある! ・・・けど、曲名が分からない〜。『クラシックあるある』のひとつだね!」
七夏「くすっ☆ 何度聞いても綺麗な曲です☆」
心桜「笹夜先輩! なんて曲なんですか?」
笹夜「ノクターン 変ホ長調 op.9-2/フレデリック・ショパンになります♪」
心桜「そ、そうなんだ〜」
七夏「どしたの? ここちゃー?」
心桜「曲は流れるように綺麗なのに、曲名は何か固いなーと思って」
七夏「こ、ここちゃー・・・もう・・・」
笹夜「なるほど。心桜さんらしい面白い解釈だと思います♪」
心桜「ねねっ! 笹夜先輩! もっと、聴きたいなー」
笹夜「ありがとう♪ では・・・」
笹夜先輩はクラシック楽曲を演奏した。
七夏「笹夜先輩! 凄いです! 今のは幻想即興曲ですよね☆」
笹夜「ありがとう、七夏ちゃん♪ さっき即興のお話があったので、この曲『幻想即興曲 op.66/フレデリック・ショパン』にしてみました」
心桜「情熱的だと思ったら途中は穏やかになるんだねー」
七夏「私もこの曲の穏やかなところが好きです☆」
心桜「ねねっ! 笹夜先輩! もっと、凄いの聴きたいなー」
笹夜「凄いの・・・ですか!? では・・・」
笹夜先輩はクラシック楽曲を演奏した。
七夏「笹夜先輩! 凄いです♪」
心桜「・・・・・」
七夏「どしたの? ここちゃー?」
心桜「うん、凄い・・・んだけど」
七夏「・・・けど?」
心桜「演奏している時の笹夜先輩の表情が、さっきと違うなーって」
七夏「表情?」
笹夜「・・・・・」
七夏「それは、真剣に演奏してるからで・・・」
心桜「それは、分かってるんだけど、音楽って言うよりも、『スポーツ競技』みたいな印象を受けちゃって・・・その・・・」
笹夜「スポーツ競技・・・」
心桜「あたしは、最初のノクターンだっけ・・・の時の笹夜先輩の方が、音楽してて、楽しく優しい、いつもの笹夜先輩って感じがしたんだ」
笹夜「心桜さん・・・素直な感想ありがとう。確かに演奏技量を披露するだけなら、それは音楽ではなくてスポーツ競技。演奏者も楽しまなければ音楽とは言えないですよね」
心桜「そうそう! それそれ! それが伝えたかった事!」
笹夜「すみません。演奏難易度の高い曲は、つい力が入ってしまって・・・」
七夏「私、笹夜先輩の演奏を素直に楽しんじゃったけど、演奏者の気持ちにも耳を傾けるようにします!」
笹夜「演奏者の『楽しいと
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