中忍試験!
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??」
するとアズサはユウカの態度を注意するが、怒鳴るように言ってしまい、更にユウカを怯えさせる結果となってしまう
「う、うん。ごめんなさい!」
ビクビクした様子のユウカを見ながら、ハナビは話題を最初の話に戻す。呟くように言うハナビは最初の言葉を期待しているかのように。少しの間の後に呟いた言葉は少し暗い表情で話していた
「でも出るかなぁ。やっぱり・・・・・・後ヒナタ姉様も」
「ふう。あいつに興味を持つなんて物好きね」
「いいじゃない。別に」
溜め息を一つ吐いて、アズサがその場を締めくくる
「まっ。お互いに頑張りましょう」
三人がいる場所の近くには、忍装束の黒い服を着た男と短髪の黒髪と犬歯が特徴の男。そして刀を携えた女がいた。彼らはアズサ達を注視していた。ストラップのように付けられた女の額当てと男達の額に付けられた額当ては彼らが音隠れの里の忍である事を示している
「なあ。あれが木の葉の名家か?」
犬歯が特徴の活発そうなイメージを抱かせる男 家昌が彼女達を指差して問いかける。それには明らかな失望が含まれている様子で、刀を携えた女 朱里も三人を見て、己の見解を述べた
「我々の敵ではなさそうだが、一応警戒はすべきか」
そして、忍装束の男 将門が淡々と、しかし自信のある様子で言葉を返した
「問題はない。中忍試験、勝つのは我々だ」
「そうだな。しかし殺してはならないぞ。奴らの力。我らの為に役立ててもらわねばならないのだからな」
翌日 7月1日
ハルマ達はアカデミーの301に足を踏み入れようとしていた。受付終了時間まではまだ時間がある。そして三人の目の前にはリンが立っていた
「やっぱり三人で来たね!」
笑顔でそう告げるリンは満足そうに頷いていた
「リン先生!」
しかし、笑顔から一転。彼女は真剣な表情になると、改めて確認をするように三人に対して言葉を発する
「分かってると思うけど、この試験は遊びじゃないからね!」
その言葉にハルマが重々しく頷き、返事をする
「分かってるさ。忍としての覚悟はもう出来てる」
死ぬ覚悟も出来ていると暗に告げるハルマの言葉に補足するようにカナが言葉を紡ぐ
「もちろん、生きて中忍になるつもりではいますけど」
「見ててくれよ??リン先生!」
レツの言葉に、リンは再度笑顔を見せ、三人を送り出す
「うん!応援してるよ!」
「(きっと、大丈夫だよね?)」
ハルマの背中を見て、そう感じたリンは、教室の向こうへと消えた彼らに向かって、エールを送る
「頑張ってね。みんな」
波乱に満ちた中忍試験が今、始まろうとしていた
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