キムチ料理でホットな一夜に・その3……からのオチ担当無双
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トされた上条当麻はといえば……
「いてててててて……何なんだよ、ったく」
立ち上がろうと床に手を着こうとするが、上条君の手には柔らかな感触がある。掴もうとするとふにょんっとしており、ほんのり暖かい。まだ混乱する頭の中で、これは何だろう?とふにょんふにょんとその柔らかな物体を触り続ける、否、揉みしだき続ける。
「いい加減に退いてくれないかしら?当麻」
聞き慣れている筈の声なのに、どこか懐かしい。だんだんハッキリしてきた意識で視線を前の方に向けると、そこには青筋を浮かべ、まるでゴミを見るかのような鋭い眼差しの加賀が居た。
「え、えーと……加賀姉?」
「何かしら?」
間違いない、『元の世界』の加賀姉だ!と上条は確信に至った。同じ顔のハズだが、何故かそう断言できた。
「た、ただいま……」
「そうね、またいきなり失踪して、何年も帰ってこないと思ったら、いきなり天井から落ちてきて、押し倒して私の胸を揉みしだくような変態に成り下がった当麻ですが、ここお帰りなさいと言うべきなのでしょうね」
「……えっ?」
上条が自分の手がある部分に視線を送ると、加賀の見事に発達した双丘の上に手がある。……というか、指がムニュっと鷲掴みしている。どうやら、猫吊るしがボッシュートして強制送還した影響か、ラッキースケベを呼び込むカミジョー属性の仕業かは解らないが、天井から落ちてきて加賀に胴体着陸(意味深)をかましたらしい。その上、混乱の最中でおもっくそオッパイを揉んだらしい。
「え、え〜と……僕はどうしたらいいんでせう?」
「頭に来ました……!」
その日、数年ぶりに帰ってきた提督の『不幸だああああぁぁぁぁぁっ!』という叫びが響き渡った、と艦娘達は無事の帰還と平和な日常の再来を喜びあったという。
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