106部分:イドゥンの杯その十二
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ジファルがフランシーズまでやって来た。
「やはり来たか」
「おわかりでしたか」
「きっと来ると思っていた」
トリスタンは港でパルジファルを出迎えていた。そしてこう声をかけた。
「ここまでな」
「そうですか」
「卿もわかっていたのではないのか」
「否定はしません」
そしてパルジファルの方もそう答えた。
「今ここに来れば。手に入ると思っていました」
「これもまた運命なのかな」
「そう呼ぶのならそうでしょう」
彼は言葉を返した。
「閣下が開発されたことも」
「そうか」
「新型砲ですよね」
「そうだ」
彼はそれもわかっているようであった。
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