105部分:イドゥンの杯その十一
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行方を絶っている」
「あれが新兵器なのは間違いありません」
「だからこそ試作品の可能性もある」
「そうかと。そして若しそうならば」
「本格的なものを建造にかかる」
「と思われます。どちらにしろ今の帝国軍の沈黙には何かがあります」
「うむ」
「いずれ動くとは思いますが」
「だがそれは今ではないか」
「おそらくは」
「反乱勢力への出兵も少ないのはそれか」
「それ以上のものを彼等は持っているかと」
「だが今はそこに隙がある」
トリスタンは述べた。
「今は。それを利用させてもらおう」
「では」
「これまで通りフランシーズ及び帝国軍への情報収集は続ける」
彼は言った。
「そしてあの星系を手中に収める。よいな」
「ハッ」
戦略は動きはしなかった。だがまた一つ気になることが出て来た。
「ファフナーのか」
彼は自身の研究と黒竜のことを考えていた。
「その弱点は」
自身の研究のことはよくわかっていた。その長所も短所も。彼は勢力を蓄えながら研究も開始した。今度は新兵器の研究であった。
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