第五幕その三
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「船旅の中でね」
「わあ、優雅ですね」
「貴方達はそうしたことはしたことがあるかしら」
船旅を楽しむことはとです、トロットは五人に尋ねました。
「そちらは」
「ないです」
「ちょっとそうした機会はなくて」
「残念ですが」
「日本でもです」
「一度も」
「そうなのね、けれどこれからね」
オズの国においてというのです。
「楽しめるから」
「それじゃあ」
「そう、楽しみましょう」
まさにとです、答えてでした。皆で港町に入りました。すると奇麗に整った紫の街の先に波止場がありました。
波止場には沢山の船が泊まっています、大きな船もあれば小さな船もあって漁船もボートも沢山あります。そして潜水艦もです。
そうした色々な船達を見てトロットは言いました。
「どうかしら」
「はい、凄いですね」
カルロスがこう答えました。
「色々な種類の船が沢山あって」
「こうした街なのよ」
「そうなんですね」
「漁業も出来てね」
そしてというのです。
「船旅も出来るし」
「ボートで遊ぶことも」
「そちらもよ」
「そうですか、何かとですか」
また言った先生でした。
「海での楽しみを満喫出来る街なんですね」
「そうなの、じゃあね」
「はい、今からですね」
「どの船に乗るかを決めましょう、そうね」
どうして決めるかです、トロットが考えた決め方はといいますと。
「どの船に乗るか多数決で決めましょう」
「多数決ですか」
「それで決めればすぐに決まるし沢山の人がってことでね」
賛成しているからというのです。
「いいから、じゃあね」
「はい、今から多数決を取って」
そうしてというのです。
「決めましょう」
「そうだね、それがいいね」
モジャボロはトロットのその意見に笑顔で賛成しました。
「今回の冒険のリーダーはトロットだしね」
「私が決めることだから」
「どの船に乗るかもトロットが決めてもいいけれどね」
「こうした時は多数決がいいと思って」
「皆の意見を尊重してだね」
「それでと思ったけれど」
「それでだね、じゃあね」
モジャボロも賛成して他の皆も賛成しました、そして多数決を取ることをはじめましたがトロットが最初に潜水艦を出すとです。
皆右手を挙げました、その意見を見てでした。トロットは笑顔で言いました。
「すぐに決まったわね」
「そうですね、やっぱりです」
「海の上も中も行けるからよね」
「潜水艦がいいと思いまして」
カルロスが答えました。
「それでなんです」
「僕もです」
「潜水艦に乗られるなんてそうそうないですから」
「海の中を受けるなんて」
「貴重な経験ですから」
四人もこう答えてです、そして教授とモジャボロも言います。
「最近海の中を見
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ