EATING 25
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ことなく雷蔵の抵抗の跡が見えた気がした。
「主様」
「なに?」
「私まだ初潮がきてないんです。だから…大丈夫なんですよ」
しょちょー? 大丈夫って何が?
首を傾げていると、腰の上に夜架が乗っていた。
「主様、どうか私にお情けを…」
「情け? あれ?俺ってなんか酷いことした?」
特に心当たりがないんだけど…
なんか夜架が前後に揺れてる。
「おい夜架、顔赤いぞ。逆上せたのか?
水飲んだ方がいいぞ」
「いえいえご心配なく」
「あと何で揺れてんの?」
「特に意味はございません」
「あっそ」
そこでドタドタと足音が聞こえ、ハルが出てきた。
「こんな事だろうと思った!」
こんな事?
「おや陽乃様」
「何してるのか説明して貰うよ」
「主の獣欲を受け止めるのも従者の務めです」
「じゅーよく?」
「翼君は知らなくていいことだよ」
「イイコトではありますが」
「取り敢えず翼君の上から降りなさい」
「かしこまりました」
トンっと夜架がおれの上から降りた。
「あ、ハル。夜架逆上せたっぽいから水飲ませといて」
「ええ、逆上せてるわね…」
「陽乃様。主様の性教育についてですが実践を…」
「それなら私がヤルわよ」
「光源氏計画ですか?」
「小娘はすっこんでなさい」
「年増がしゃしゃらないでください」
あっれぇ…? なんかおかしいぞー…?
ハルがトリガーを起動し、弧月とレイガストを抜いた。
夜架も弧月を抜く。
「勝った方が…」
「主様のハジメテを…」
「「貰う!」」
二人が斬り結ぶ直前。
「いい加減にしなさい!」
二人の首が跳ねられ、ベイルアウトして奥のベッドへと飛んでいった。
「雪乃?」
雪乃が弧月を抜いていた。
「ちょっとあの二人に説教してくるわ。
いつ終わるかはわからないから寺島さんの所に泊めてもらいなさい」
「ん、わかった」
雷蔵の所に行って訳を話したら爆笑された。
おこちゃまって言われたが訳がわからない。
ちゃんと水を飲むよう注意したのに…
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