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【完結】猫娘と化した緑谷出久
猫娘と職場体験編
NO.033 職場体験先を決めよう
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そんな光景を見せられてクラスの一同は思う。

「やっぱり緑谷ってオールマイトの弟子っていう話は本当なのか……?」
「どうなんだろうね……? でも、あたし達以上に仲が良いのは見ててわかるし」
「ケロ。出久ちゃんも少し羨ましいわね」
「それが本当なら俺も鍛えてもらいたいよな! なぁ爆豪!」
「うっせー! 俺は別にそんな事で羨ましくなんか感じねぇよ!」
「本当かよ……?」

と、やはりそんな出久が弟子説が濃厚であるというのがみんなの共通の認識であった。



オールマイトについていく出久は人があんまり来ないところまで来たところで尋ねる。

「それで、どうされたんですか?」
「うむ。君にはたくさんのプロヒーローから指名が来ていると思うが、私からきっての頼みでよかったら行ってもらいたい場所ができたのだ」
「それってどなたの事ですか?」
「その人の名は『グラントリノ』。かつて私が雄英高校に通っていた時に1年だけだが私の担任だった方だ」
「え!? それって、まさかオールマイトの師匠ですか!?」
「そうだ。そしてグラントリノは当然ワン・フォー・オールの事もご存知であり、私の先代のワン・フォー・オール保持者であった人物の盟友でもあった」
「そんなすごい方がいたんですか!……でも、僕は聞いた事がありませんよ? そのようなヒーローの名前は……」
「なにぶんもうとうの昔に隠居したものだと思ったのだが、おそらく君の事を雄英体育祭で見て興味を持ってくれたのだろうな……。わ、私の指導不足を悟られたのか、どうかは、分からないのだが……かつての名で指名してくるとか……こえぇ、こえぇよ……」

次第に言葉が震えてきているオールマイトの姿に、出久はどんな恐ろしい人なのだろうと逆に興味を抱いていた。
そんな事もあり出久はグラントリノの事務所の場所が書かれた紙を渡されたのだが、

「でも、オールマイト」
「ん? なんだい……?」
「当然ワン・フォー・オール関連で鍛えてくれるのはありがたいのですけど、僕の猫の方の個性も活用法とか色々と鍛えたいんですけど……どうにかなりませんかね?」
「そうだな……よし。相澤君に少し相談してみようか」

それで二人は職員室に行って相澤にその件を相談したらこう返された。

「……ちょうどいいところに来たな、緑谷」
「はい?」
「その件なんだが、ちょうどそのグラントリノという方と、もう一方でお前の個性を鍛えるのに適したヒーロー達が共同でお前の面倒を見てくれるとか言う話がさっきいきなり入ってきた」
「えっ!? そんな都合よく行くものなんですか!?」
「相澤君、それは本当かね……?」

出久とオールマイトは半信半疑だった。
まさかそんなに都合がいい事があるものなのかと……。

「俺もそれ
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