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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第30話 死闘の果てでの進化!イッセーVSGTロボ!!
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の鬼が食っている物を見て驚いた。
「お、俺を食っている……」
そう、鬼が食っていたのは俺自身だった。鬼はこちらに振り向くと口についた血を手で拭いながら話しかけてきた。
『タイムリミットは5分だ。その間に急いで何かを口に入れろ、それもとびきり美味い物を……』
「美味い物……?」
『そうだ、それで細胞は進化する……』
「お前は一体……?」
『お前の中にいるのはあの赤い蜥蜴だけじゃない。それを忘れるな』
鬼がそう言うと辺りが急に眩く輝きだして俺の意識も薄れていった。
『イッセー!目を覚ますんだ!!』
「……ぐっ、ドライグ?」
俺が再び目を覚ますとそこはマンモスの体内だった。目の前には腹から血を流すリン姉と倒れているティナ、そしてアーシアに手を伸ばすGTロボの姿があった。
「ぐうあああぁぁぁぁ!!GTロボォォォォォォォ!!!」
俺は雄たけびを上げながら籠手を出してGTロボの顔を殴った。GTロボは大きく吹き飛んでいき肉の壁に埋まった。
「イ、イッセーさん!首の骨は大丈夫なんですか!?」
「正直、メチャクチャ痛ぇ。気力でどうにか動いている状態だ」
「なら早く回復を……」
「俺は後でいい、今はリン姉とティナを頼む」
「イッセーさん……」
「そんな顔をすんな、俺は必ず勝って見せるからよ」
俺はアーシアの頭を優しく撫でると吹き飛んでいったGTロボの元へ向かった。
『フム、首ノ骨ハ完全ニ折ッタハズダガ……ソレニコノ攻撃力……面白イ』
「GTロボォォォォ!!」
俺はGTロボに飛び掛かると顔面にフォークを当てる、貫通はしなかったものの前に戦ったGTロボには利かなかったチタン合金の顔に大きな凹みが出来ていた。
『フンッ!』
「ガハッ!」
GTロボがお返しにと放った一撃が腹部に炸裂した。俺は吐血しながらもナイフで再び顔を攻撃した。
『ッ!?』
「……5……6……!!」
俺は5連ではなく6連まで力を溜めて釘パンチを放った。それを受けたGTロボは体を大きく折り曲げながら吹き飛んでいった。
(なんだ、この力は……空腹だっていうのに力が溢れてくる……)
さっきまでとは違いGTロボに攻撃が効いている事に俺は戸惑いが隠せなかった。
『……間違イナイ、『オートファジー』ヲ発動サセテイル。ククッ、土壇場デ進化ノ前兆ヲ見セルトハ面白イ』
「オートファジー……?」
オートファジー(自食作用)……栄養飢餓状態に陥った生物が自らの細胞内のたんぱく質をアミノ酸に分解して一時的にエネルギーを得る仕組みの事だ。今の俺はその状態に
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