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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
第2話 妖精の尻尾へようこそ
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そうマカロフさんに問いかけたのは髭が生えてまだ30代か20代後半の男性だった。質問した時近くにいた男が「マカオ」とつぶやいたのでマカオという名前の人だろう。

―――――しかし、今なんて言った?『サイヤ人』って…尻尾の生えているオレをその『サイヤ人』と同じ特徴ってことになるのか…。
それに、サイヤ人という言葉を聞くとまたデジャヴというか、聞いたことのあるような気がする。

そして、みんながサイヤ人という言葉を聞くと「ざわざわ」と鳥肌が立ったりして、オレの尻尾をさっきより強い目線で見ていた。

 …もしかして悪いものなのか?サイヤ人というのは

「この子供には記憶はない。現にも『サイヤ人』という言葉を聞いて疑問そうな顔をしているだろう。
おそらくサイヤ人について知らないってことになる。ならこの子は何も悪事を働かん。

――――――――――それに、サイヤ人という奴等は別に悪党ばかりではなかろうが」

その言葉を放ったときのマカロフさんは少し威圧感が出ていた。近くのオレでも寒気をするが、そんなに強く威圧感を出してるわけじゃないのだろう。

マカオという男性はマカロフさんの言葉を聞くと「そう、だな。悪ィマスター」と謝った。

…とりあえずサイヤ人にも人それぞれがあるってことで放置しよう。このギルドに加入するのならまたいつでも調べれるはずだし。

「では、この子を我がギルドの魔道士として引き入れる。貴様らもこやつに良くしてやってくれよ」

そうにかっと笑みを浮かべるマカロフさんはさっきの威圧を出したような顔ではなく心からの笑みでみんなにそう告げた。
他のギルドのみんなも「やれやれ」「仕方ねえな、でもガキは嫌いじゃねえぜ?」「よく見たら顔可愛いじゃないの」「はぁはぁ、ショタはぁはぁ」等と、それぞれ否定的な言葉が現れない。みんなの顔を見ても新しい仲間として入るからか、嬉しそうな顔で迎えてくれる。最後の人は知らん。知らないったら知らない。けれど、みんなの顔を見るといい人たちそうにそうだ

――――――――――ああ、そうか。マカロフさんは、このことを言っていたのか

迎えてくれる人達の優しさに当てられたせいか自分の顔が自然を綻ぶ。

「そういや坊主、お前の名前ってなんていうんだ?」

「え?名前…?」

名前を問いかけれられたの。それもそうか、これからみんなと過ごすのなら名前がないと呼ぶ時は不自由だろう。てかよくマカロフさん聞かなかったなオレの名前。
…ってあれ?オレの名前って…え?

「名前が…ない…?」

そう言葉を放ったのはマカオさんの隣に居たリーゼントへスタイルしている男性だ。どうやらオレが疑問を持って名前を呟いたのが名前がないと思われたのだろう。
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