猫娘と職場体験編
NO.032 ヒーローネーム考案
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い。今はまだこれで行かせていただきます」
「そう。でももう少し考えてね。まだ学生期間は長いんだから」
「はい……」
それでミッドナイトは今度は出久の方へと向く。
「爆豪君はまぁ、癖があるからそのうちいいのが出てくるでしょうけど……緑谷さん。もしかしてあなた、まだ考え付いていないの?」
「はい……。お恥ずかしい話なんですけど個性が出たのが一年前でそれからずっと鍛錬ばかりしていましたからこう、良いヒーロー名が咄嗟に出てこないといいますか……」
「まぁそうよね。緑谷さんは個性は猫なんだからそれに近い名前にするのもいいけど……そうね。いい案があるわ」
「どんなですか?」
ミッドナイトの提案に出久は耳を傾けた。
「クラスのみんなの緑谷さんの印象から出てきた中で自分でこれがいいと言うものを決めるのはどうかしら?」
「それ、いいですね!」
「面白そう!」
ミッドナイトの提案にクラスのみんなはすぐに反応した。
「実際、相澤先生もヒーロー名はプレゼント・マイクに付けてもらったらしいからね」
「「「へー……」」」
意外な事実に声を上げる一同。
それからすぐに一同が手を挙手して出久のヒーロー名を出していく。
まず芦戸が、
「『ポシビリティーキャット』なんてどうかな? 実際色々と緑谷多芸だし」
「可能性を秘めし猫ね。いいんじゃないかしら?」
続いて尾白が、
「『テールランプ』なんてどうかな? 俺とテールで被るけどテールはtale(お伽噺)とtail(しっぽ)の両方の意味を掛けていて、炎も使えるから災害救助とかで導いてくれそうだし」
「なかなかしゃれた名前ね。いいじゃない! どんどん行こうか!」
三番目がお茶子が挙手をして、
「『デクニャン』! デクちゃんに猫を掛けてみました!」
「可愛らしいわね!」
常闇がこう言う。
「…………『ベレト』などはどうだろうか?」
「旧約聖書の猫の悪魔か。でも、悪魔の名前は緑谷さんにはちょっといまいちって感じね」
「すまん……」
上鳴が、
「緑谷の個性って大まかに分けると6個に分けられるから三味線とイタリア語の6を掛けて『シャミセイン』なんてどうだ?」
「うーん……猫愛好家の人達に喧嘩を売りそうな名前ね」
葉隠が、
「『シュレーディンガー』なんてどうかなー?」
「シュレーディンガーの猫から持ってきたのね。でもどこが矛盾なの……?」
「うーん……なんでだろう? 男から女になったからかな?」
八百万が、
「でしたら最初は無個性だったのですから個性持ちと無個性を繋ぐ意味で『リンカー』などはいかがでしょうか?」
「うんうん。緑谷さんは無個性の人の気持ちに寄り添えそうだからいいと思うわね」
蛙
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