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混沌の魔術師と天空の巫女
第8章 日常編
毒の島
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!!!!」


ドン!!!!



突然、岩が飛んできた。

「そこか!!!!」

俺は飛んできた方を見た。

「ウホッ!」

「バルカン!!?」

岩を投げてきたのはバルカンだった。

「さっそく対応生物が出て来たか!!!!」

俺は構える。恐らく1匹だけじゃないはずだ。

「ウホ!!」

「ウホ、ウホ!!!」

何匹か出てきやがった!!!

「ウ〜〜〜ホォ〜〜〜〜!!!!」

「うわぁっ!!!!」

バルカンが濃い紫色の息を俺に向かって吹きかけて来た。


ドロ、ドロォ・・・


「げっ!!!」

妖精の球(フェアリースフィア)が息で溶けている!!?

妖精の球(フェアリースフィア)!!!!」

俺は溶けている妖精の球(フェアリースフィア)の内側に、
妖精の球(フェアリースフィア)を2重で囲った。

「(妖精の球(フェアリースフィア)の中じゃあ攻撃はできる魔法は
 限られているけど、これなら倒せる!!!!)」

俺は心の中でそう言い、唱えた。

悪魔の法律(グリモアロウ)!!!」

その言葉と同時に下から黒いオーラが出現した。
ただし、天狼島で出したハデスの時みたいに、
島全体ではなく、ここにいるバルカン全員がいる範囲にした。

「悪魔の審判を受けろ!!!!」

大量の闇がバルカンを襲う。

「「「「「「ウホーーーーーーーーーーーー!!!!!」」」」」」

多くのバルカン達が倒れて行く。隠れていた奴もいたか。

「ここまでにしておくか。一応この島の生物の調査もしないといけないし。」

俺はそう言い、悪魔の法律(グリモアロウ)をやめた。

「(けど、また襲われても困るから、空から見る事にしよう。)」

俺はそう決め、(エーラ)を出し、飛んだ。































数日後・・・


「やれやれ・・・こんなに長くなっちまうなんて・・・」

俺は毒の島から離れた空の上でそう言った。
あの後、バルカン以外の生物の調査もした為、
予定より長くなってしまったからだ。

「(バルカンに蛇に蜥蜴、ネズミに海の魚、
 さらに植物までも、調べる事になったよ・・・・・・。)」

俺は心の中でそう思うのだった。
ただ色々と分かった事があった。
この島にいるネズミや花や草などを食べた事で、
バルカンや蛇などは、これを摂取し続けたため、
この島の毒の耐性が付いたことが分かった。
魚は毒の島の海から約100メートルくらいまでが毒が混ざっており、
それにより、耐性が付いたと考えられる
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