十七枚目
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マゾではない」
今の間はなんだ?嫁とSMプレイでもしてんのか?
サーゼクスは立ち上がり未だ泣いているセラフォルーのもとへ向かった。
「セラ…帰ろう…彼は強すぎる…」
「そうだね…」
待てや、お前らそれ真面目かノリかどっちだ?
サーゼクスとセラフォルーは魔方陣を展開した。
「少年、我々は冥界へ戻る…コレを渡しておこう」
サーゼクスが差し出したのは紙切れだった。
「なにこれ?………は?」
その紙切れには紋様が描かれていた。
「じゃぁ私もあげちゃうよ☆」
セラフォルーからも渡された。
そちらにもやはり紋様がある。
陣の外側にはそれぞれ
CHARZECHS、SELAFOROUXとある
サーゼクス、セラフォルーと読める…
「は?」
「君は我々が駆けつけるまでリリンを抑えた。その報酬だ」
「いいのか?軍勢を揃えた真ん中で召喚するかもしれないぜ?」
「君はそんな事はしないでしょ☆」
えらく信頼されてるな…
「ただの報酬ではあるまい、何が望みだ?」
「ふむ…」
サーゼクスは母さん達の方を一瞥した。
「あそこに居るのはリリンの孫なのだろう?
ならば奴がまたここに現れる可能性がある。
ちょうどいいエサになるだろう」
俺はその言葉の意味を理解し…激昂した。
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