暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは -Second Transmigration-
第15話 金色の少女
[3/3]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
はの傷の治療をする。
左手に傷を負ったので、そこには俺のハンカチを巻いて止血。あとでユーノが治療するそうだ。
幸い、他には魔力弾を食らって体が痺れてるだけみたいだな。
「よかった。特に目立つケガは無いみたいだね」
「まだ体がビリビリする……」
「自業自得。……でも、無事でよかった。次からは1人で突っ走ったしないこと、いいね?」
「うん……ごめんなさい」
なのははしょんぼりとする。それは置いといて、早く帰らないとな。
「まず帰ろう、恭也さんがまた騒いだら面倒だしな」
歩いて戻ろうと歩き出そうとすると
クイッ
「……ん?」
後ろから制服を掴まれた。振り返ると、なのはが俺の服の裾を引っ張っていた。
「……どしたの?」
「立てないの……」
今度は涙目で俺を見て言ってきた。俺は何度目かわからない溜め息を吐いた。
「……結局、これしかないか」
それから数分後、俺は結局なのはをおぶって歩いていた。
……一応言っておくけど、痺れが治まるまでだからな?
「えへへ……♪」
「……なんか嬉しそうだな?」
「うん。なんか久しぶりだなって……悠里くんにこうするの」
たしかに。ハルが来てからなのはと2人っきりの時なんてあんまり無かったしな。
「……悠里くん」
「ん?」
「……さっきの子、また会えるかな?」
「……なのはが会いたいなら、また会えるんじゃない?」
「そうかな?」
「うん。……それに、ジュエルシードを狙ってるなら、嫌でも会うだろ」
「うん…」
「戦いたくないんだろ?」
「何でわかったの!?」
「何年幼なじみしてると思う?わかるよ、それくらい」
「にゃはは、そうなんだ」
幼なじみ故の宿命か、なのはの思ってる事はなんとなくではあるがわかってしまう。
……そういえば、前世のモモも同じだったな。
「けど、なんでジュエルシードを集めるんだろう?あれは暴走の危険も高いのは知っている筈なのに……」
ジュエルシードは旧世界の遺産に分類される物であり、その力はコントロールが難しく、暴走の危険が高い。だからこそユーノは封印を依頼していたのだが。
「次に会えば何かわかるだろ。……まぁ、何か理由があるのは間違いないよな。でなきゃ、いきなり襲ったりしないし」
「そうだね。……またお話できるといいな」
「あと、友達になれるといいね」
「うん!」
俺の言葉になのはは強く頷く。
やっぱり友達になりたいとは思ってたんだな、なのはらしい。
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ