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魔法少女リリカルなのは -Second Transmigration-
第15話 金色の少女
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はの傷の治療をする。
左手に傷を負ったので、そこには俺のハンカチを巻いて止血。あとでユーノが治療するそうだ。
幸い、他には魔力弾を食らって体が痺れてるだけみたいだな。


「よかった。特に目立つケガは無いみたいだね」

「まだ体がビリビリする……」

「自業自得。……でも、無事でよかった。次からは1人で突っ走ったしないこと、いいね?」

「うん……ごめんなさい」


なのははしょんぼりとする。それは置いといて、早く帰らないとな。


「まず帰ろう、恭也さんがまた騒いだら面倒だしな」


歩いて戻ろうと歩き出そうとすると


クイッ

「……ん?」


後ろから制服を掴まれた。振り返ると、なのはが俺の服の裾を引っ張っていた。


「……どしたの?」

「立てないの……」


今度は涙目で俺を見て言ってきた。俺は何度目かわからない溜め息を吐いた。


「……結局、これしかないか」


それから数分後、俺は結局なのはをおぶって歩いていた。
……一応言っておくけど、痺れが治まるまでだからな?


「えへへ……♪」

「……なんか嬉しそうだな?」

「うん。なんか久しぶりだなって……悠里くんにこうするの」

たしかに。ハルが来てからなのはと2人っきりの時なんてあんまり無かったしな。


「……悠里くん」

「ん?」

「……さっきの子、また会えるかな?」

「……なのはが会いたいなら、また会えるんじゃない?」

「そうかな?」

「うん。……それに、ジュエルシードを狙ってるなら、嫌でも会うだろ」

「うん…」

「戦いたくないんだろ?」

「何でわかったの!?」

「何年幼なじみしてると思う?わかるよ、それくらい」

「にゃはは、そうなんだ」


幼なじみ故の宿命か、なのはの思ってる事はなんとなくではあるがわかってしまう。
……そういえば、前世のモモも同じだったな。


「けど、なんでジュエルシードを集めるんだろう?あれは暴走の危険も高いのは知っている筈なのに……」


ジュエルシードは旧世界の遺産に分類される物であり、その力はコントロールが難しく、暴走の危険が高い。だからこそユーノは封印を依頼していたのだが。


「次に会えば何かわかるだろ。……まぁ、何か理由があるのは間違いないよな。でなきゃ、いきなり襲ったりしないし」

「そうだね。……またお話できるといいな」

「あと、友達になれるといいね」

「うん!」


俺の言葉になのはは強く頷く。
やっぱり友達になりたいとは思ってたんだな、なのはらしい。

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