第118話 準備が整うようです
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ちくたびれたぞ詠春。」
ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオウゥゥ!!!
最後の英雄が魔法世界に帰還した。
『炎帝剣』を超える奥義を片手で受け止められた詠春は翻り、近右衛門達と並び立ち、
ネギを守る位置で構える。さて、と愁磨は選択肢を押さえるべく、進入経路を考える。
「(世界樹が媒介となり旧世界と繋がったのは間違いない。だが来たからと言ってクルト
ロボの結界がある以上、破壊以上の事をしない限り宮殿には入れん。それこそ超の様に
時間跳躍でもしないと無理なんだが・・・それも出来ないだろうし?)……お前らどっから
入った?」
「………意外と抜けとるのは本人も術式もじゃのう。おるじゃろ、でっかい道が。」
呆れ顔で下を槍で差す"四拳王"の"釈迦"。
でっかい道が下に『居る』と言われ、すぐさまその答えに至る。
「まさか、厳武の体内を通って来たとはな。考えもしなかったよ。それと、俺の術式が
生物を貫通出来ないのもな。デモゴルゴン!!」
『あいあいさー、りょーかいですよー。』
ブチュッ
今だ中継され続け、直ぐに状況を理解した受けたデモゴルゴンが腕だけを生成し、結界内に
あった厳武の頭を叩き潰し、最後の援軍の侵入経路を消した。
更に入口を全て埋め立て宮殿自体にも障壁を張り、これ以上の介入者を無くした。
「さて、こんなに増えられても困るな。こちらの人員とて無限じゃないんだぞ。
担当員!デーチモと代わって来い!」
「やれやれ、これ程の使い手を湯水の如く用意しておきながら何を言うのか。」
「ふん、兄様の手を煩わせているだけでも万死に値するんだ、文句を言うな若造。」
エヴァを筆頭に、英雄級を相手取っても余裕のある人員が現れたが、流石に一対一とは
いかない人数差だ。
「『いつまで遊んでいるのだ。素直にウーノ達を呼べ。』」
「お前が居ないと最後の面子に対抗出来ないから待ってたんだよ。」
「『……そうだったな、お前と違って巫山戯た能力を持っていないのでな。』」
そこに、蜃気楼のように現れる『造物主』。
世界樹登場によりズレたシステムを戻すのに数分かかったが、概ね時間通りではあった。
ぼやきながらも、愁磨に移譲していない権限である幹部召喚を使用し、ウーノとドゥーエを
皮切りに、火・風・水の『運命を冠する者』と、"冠名"こそないが他幹部と同等の力を持つ
火のアートゥル、水のアダドー、風のセフィーガが出現。
それぞれが増援に襲い掛かり、またしてもネギは愁磨と一対一になる。いや、今の状態では
ツェラメルも入れてのニ対一にジャンヌが待機しているので、
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