第118話 準備が整うようです
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なり、そこで漸く成長を止めた
樹にほっと胸を撫でおろす。
「ど、どうでいアーカード!焦ってたからにゃぁ少しはビビったか!?」
「………ああ、恐れ入ったよ。まさか出しゃばって来て世界を終わらせようとするとは。
俺が自前の魔力でカバーしなければ、今頃崩壊が始まっていたところだ。」
「か、カモくん、ありがとう。でももう逃げてて……。」
「あいよアニキ、遠慮なくそうさせて貰うぜ!!」
正にそれをする為だけの辻褄合わせに現れたカモは脱兎し、立つだけに体勢を立て直した
ネギは再び愁磨に立ちはだかる。
忌々しく思いながらも、順調に準備が整いつつある事に満足する。
「さて、個人的意見だが、お前がいくら足掻こうとこれ以上は無駄だと思わんか?」
「人の成す事に無駄な事なんて一つもないって言ったのは誰でしたっけ!"ラステル・マス
キル・マギステル! 『降り立つ聖天』"!!」
ズドォォォン!!
「やれやれ、余計な奴に余計な事を吹き込んでくれた奴もいたもんだ。超にタイムマシン
でも借りて忠告しに行くべきかね。」
自身の持てる限りの知識と力と人脈を結集させた最強の術式武装を破られ、頼みの綱と、
以前効果が見られた滅魔魔法を放つが、他の魔法同様障壁で弾かれてしまった。
「そんな……!"神光 皇杖 輝天 聖浄我を喰"がっ――!」
「ったく、だから頭が固いと言っておろうに。創った本人にいつまでも効果があるかよ。」
キィィィィィィィィィィイ―――――――――――!!
更に上位の滅魔呪文を放とうとしたネギは蹴り飛ばされ、それを追随するように、生身では
到底回避不能な速度で魔力弾が射出された。
ゴッ
「ホッホッホ、危機一髪じゃったのう。今のは当たっとったら死んどるぞい?」
「殺す為に撃ったんだからそうじゃないと困るんだがな、っと。」
目にも止まらない速さで現れた近右衛門が魔力弾を弾き、ネギはまた命を長らえる。
と、今度は肩を竦めた愁磨に様々な武器が襲い掛かるが、全て掴み取る。
数にして19種、一つとして同じ形の無い業物だ。
「ち、そう簡単にゃあいかぬか。」
「だから投げ物なぞ無駄と言っただろう"閻魔"の。」
「効果があれば儲けモンと言うたろうが。ハナから接近して死んだら元も子もないわい。」
近右衛門に続き現れたのは三人の精悍さを損なわない老人三人と、それぞれが似た修練着を
着た四人の集団が四つ。
麻帆良の最強戦力である"四拳王"とそれぞれの弟子の"四天王"が揃い踏み、
ジッ
「―――『炎神剣』ッ!!」
「漸く来たか、待
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