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とある3年4組の卑怯者
137 高原
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城ヶ崎の組み合わせが気に食わなかったが、自分の犬のアマリリスがたかしのタロと仲良くしている所を見て、我慢した。
「それじゃあ、始めようか」
 ゲームが始まった。タロは子犬なので、たかしとみぎわの組が不利に思えたが、アマリリスが必死で雪玉をキャッチしたので、善戦となった。みぎわは嫉妬の凄まじさなのか、城ヶ崎を集中攻撃したため、ベスも守り切れず、二発城ヶ崎に当てる事に成功した。
(フンッ!花輪クンとペアになったからっていい気になってるんじゃなわいよ!!)
 城ヶ崎はみぎわの敵意がお見通しで何も言えなかった。

 この後、皆は雪だるまを作って遊んだ。その時、たかしは必死で雪でだるまでない物を作っていた。
「西村君、何作ってるの?」
 城ヶ崎が尋ねた。
「雪で犬を作ろうと思ってね」
「いいわねっ、私も手伝うわっ!」
 こうして二人で雪犬を作った。およそ10分後、完成させる事ができた。
「可愛くできたわねっ!」
「うん、手伝ってくれてありがとう!」
 花輪はヒデじいを呼び、写真を撮ってもらった。四人と四匹が集まり、雪だるまと雪犬の記念写真となった。(なお、みぎわは花輪に抱きついていた。)
「それじゃあ、そろそろ別荘で温まろうじゃないか、everyone」
 一同は別荘へと戻って行った。
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