妖精の尻尾へ
第1話 理解不能。記憶は何処。出会いは?あった
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
オレが幼女だったらその言葉オレの前の世界じゃ即牢獄行きにいきそうな感じだなおい。
……けどまぁ、
「…………うん…いく…」
どうしてかこの言葉しか出ないが、それはもう仕方ないはずだ。なにせ安心しすぎてどう話せばいいかあまり言葉が思いつかないのだ。脳内がこんなに騒がしいのによくわからん。…が別にいいだろう
「―――――よし!じゃあ行こうか、君の、新しい場所へ」
なにせ、このおじいさんに着いていけば、きっと良いことが起きると思えるから。
なら、騙されたと思って行くとしよう。これから何が起こるかわからないし記憶も曖昧で状況もよくわかったわけじゃない。しかしそれでも何かが、決定的な何かがそこで待っていると思うから。
おじいさんから手を伸ばされる。きっと掴めと言っているだろう。この、この手を
―――なら行こうじゃねえか。不安で仕方ねえけど、それでもこの笑顔が本物みたいに、オレもこの笑みみたいに笑顔になりてえから、行ってやる。
「―――――うん!!」
そう決意してオレは新たな一歩を踏み出したのだった。
―――――それで問題なのだが、オレの腰に生えているこの猿のような尻尾って、どうすればいいのでしょうかね?
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ