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ロボスの娘で行ってみよう!
第30話 ローゼンリッター
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なり、珍しく普段冷静なリンツが我慢できずに大声で怒鳴る。
「あんたらエリートに誹謗中傷される筋合いはない!俺達は命を散らして戦っているんだ!」
リーファに掴みかかろうとするリンツをヴァーンシャッフェが押さえ付ける、その間にリューネブルクが落ち着いて、質問をしてくる。

「少佐、我々の名誉を傷つけに来るのが仕事かね?」
「名誉ですか、今回はある程度傷ついて貰いますよ」
リーファが不貞不貞しく呟き、それを聴いたリューネブルクも睨みながら再度質問をする。

「ある程度か、それは我々が無様に全滅するとでも言いたいのか」
「全滅はしませんよ、ローゼンリッターは飲み過ぎの二日酔いで当日攻撃に参加出来ないんですから」
リーファがにやつきながら喋るのを聴いて4人が不思議がる。

「少佐、其れはどう言うことかね」
「言ったとおりですよ。ミサイル艦の攻撃に続いて強襲揚陸艦でローゼンリッター連隊が突撃する予定が、捨て駒にされるローゼンリッターが前日から飲みまくって全隊員が二日酔いの為作戦参加不可能、その結果他の陸戦部隊が代わりに作戦参加した事になるが、その部隊は書類上だけの部隊、そして無人の強襲揚陸艦が突撃したが途中で撃沈される訳ですよ」

リーファの言葉にリューネブルクとシェーンコップが素早く気がつく。
「ほうー、つまりこの作戦計画はダミーと言う訳か」
「壮大な、ドッキリですな」

「リューネブルク大佐、シェーンコップ少佐、正解ですよ」
「しかし、何故こんな手の込んだ事をするのですかな?」
「一言で言えばネズミ退治ですよ」

「なるほどネズミ退治か、しかし、我々にその様な大事を言って宜しいのですかな?」
「先ほどのローゼンリッターの悪評ですか?」
「まあ悪評でしょうな」

シェーンコップの言葉にリーファは笑い出した。
「フフフ。少佐、言いたい奴には言わせておけば良いんですよ。
少なくとも私は貴方たちを信じてますから」
「ほう、それは光栄ですな。しかし、我々が貴方を信じるかは別ですぞ」

「そうですね、ケ號作戦と言えばいいですかね」
その言葉に4人の表情が変わる。
「もしや、統合作戦本部の大尉と言うのが貴官なのか?」

リューネブルクの言葉にリーファは呟く。
「フフフ、私だけじゃ無いですけどね」
「少佐殿、暴言を吐いて申し訳ありませんでした」
リンツがいきなり謝りだした。

「リンツ大尉、良いんですよ。私も気の触ることをあえて言ったのですから」
「ロボス少佐、ローゼンリッター連隊を代表して、あの時の礼をしたい。
少佐のお陰で我々は捨て置かれずにすんだのだから」
「大佐、お互い様ですよ」

どことなく笑い出す5人であった。
その後リーファの作戦に関する説明が行われ、リューネブルク以下ローゼ
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