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「ナツー、ちょっとチユの所行ってくるー!」
「はーい!お付き合いは健全にねー!
ってタク兄から寝取った時点で健全じゃないね」
「ちげーわ!」
コンコン。
「チユーいる…」
急にドアが開き、そこにはチユが居た。
「お、おう…チユ…さっきぶり…」
「黒雪姫先輩とずいぶんとお楽しみだったようね」
あっれぇ…?なんか…すげー怒ってる。
「まぁ、まて、チユ。お前が思ってるのとは違う。
あの人はそんな人じゃない」
「そ…弁明は部屋で聞くから…上がって」
靴を脱ぎ、案内されたのはチユの部屋だった。
「そこ、座って」
「お、おう…」
久しぶりに来たチユの部屋は、あまり変わってなかった。
「昨日」
?
「何回もコールしたんだからね」
「あ、あぁ…すまない、昨日は接続を切ってたんだ」
「ふーん…」
なんか…怖い…
「えーっと…そうだ!うん!黒雪姫先輩との事を説明しよう!ケーブルあるか!?」
ヤバいヤバいヤバい!
テンパるな俺ぇ…
「ケーブル?なんで?」
「いや、その、お前のお母さん居るんだろ?玄関に靴あったし!その、あんまり聞かれたくないからな!」
チユはジトーっとした視線をむけて、おもむろに立ち上がった。
そしてケーブルを取り出した。
その長さは…約30センチ…
「みじか!?お前それでタクとヤってんのか?」
「違うわよこの変態!タッ君はちゃんと一メートルの持ってるの!」
あ、そう…
チユは自分のニューロリンカーにケーブルを挿してベッドに寝転んだ。
「したいなら勝手にどーぞ」
「………………誘ってんのか?」
「違うわよバカァ!」
フイッとそっぽを向き、寝返りを打った。
「じゃ、失礼するぜ」
チユの隣に寝転がり、ケーブルを繋ぐ。
『あれは今から36万…いや、3日前…』
『真面目にしないとはっ倒すわよ?』
『あい…』
そんな事を言いつつもチユのローカルメモリにアクセス…
ん?反応が鈍い?
いぶかしみながら、更に深い階層へ潜る。
お?これは…
通信履歴の欄、そこにある巨大な情報送信履歴…
更に潜ると…
バックドア!?
マジか!?
ここで消すか?
いや、それだと無駄だ…
ここには送信先が表示されていない…今消したら一生わからなくなってしまう…
おそらく犯人はチユのリンカーを踏み台にしている…
次に挑まれた時に逆探知して暴くしか無いな…
俺はチユのローカルメモリをそっと閉じた。
そんな風にメモリを覗きながらも会話をしていた。
メモリを覗きな
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