第23話:お宝探し!(夢の果樹園計画と不思議発見!!)
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確認します。
下生えの草などにも珍しいものはないそうで、時々地面にここを通った獣や幻獣の足跡が残っている他は、別段なんと言う事もない普通の丘だという事が解りました。
そこでアルメリアさんに、今生えている木を丘の下の方に植え替えて獣や幻獣が入ってこないように柵の代わりにする事と、空いたところを整地して「アガベ・アスール・テキラーナ」と「ケイアップル」を移植する事を話ました。丘を真ん中辺りで区切って、「アガベ・アスール・テキラーナ」の畑と「ケイアップル」の果樹園にするという案を説明して、メリットとデメリットを話し合いましたが、問題となるようなデメリットもないようなので、概ね賛成して貰えました。
これは、次に来た時に実施する工事として、それまでに手順などを考えておく事にしました。この分では、ちょくちょくこちらに来る事になりそうですね。
その後は、せっかく来たのだからと、丘の周辺を調査する事にしました。
夕方まで2人で調査をしましたが、アルメリアさんには大して面白い成果はなかったようです。僕の方は「アガベ・アスール・テキラーナ」を4本と「ケイアップル」を3本見つける事が出来たのでラッキーです。
ベースキャンプに戻って夕食を食べてから、いつものティータイムですが、ここで、今回こちらに来た目的の一つである、火石について聞いてみました。
まず、僕の画いた活性炭を作るのに必要な炉の設計図を見せて、使用目的などを説明します。
「………。と言う訳で、この炉が必要になるのですが、炉の温度を900℃まで上げて、維持する方法が見つかりません。火メイジの魔法では無理だと思うので、他の方法をずっと考えていたのですが、以前エルフの方達が火石というものを持っていると聞いた事があったのを思い出して、もしかしたら、その火石があれば何とかなるのではと思いついたんです。」
「なるほど。確かに私たちの所には火石がある。上手く制御すればアルバートが必要としている条件を満たす事も出来るかもしれない。しかし、それだけの火石を作るのは大変だぞ。火の精霊に頼んで、どれくらいで出来るか解らないな。」
「それでは、火石は火の精霊が作ってくれるのですね。」
「火の精霊が作るというか、火の精霊の力を集めて凝縮したものが火石なのだよ。沢山の精霊が集まってくれれば、それだけ大きな火石が出来る。火の上級精霊を呼べれば確実に出来るかもしれないが、それこそ呼ぶ事自体が難しい。だから私たちの所でも、そんなに沢山の火石がある訳ではないんだよ。」
なるほど。火の精霊の力を借りないと作れない訳ですね。これは何とかして火の精霊とお近づきにならないといけないようです。
あれ?そういえば特に何をするって訳でもないので全然気にしなくなっていたけど、3才になった頃から廻り
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