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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第十一話
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「ん……?」
ホールに入ると、足下に一枚の何かが書かれた紙が落ちていた。誰かの捨て忘れかな…?
手に取って見ると……案の定、文字が分かりませんでした。
うん、そういや僕、まだ完全にこの世界の文字覚えてなかったね。
……自分で言ってて泣きたくなった。
取り敢えず、自分が分かる範囲で読んでみる。
「――えっと……『終末…近し』?…『今こそ…ディセンダーが降臨する時…ディセンダーをこの世に迎え…腐敗した世界を共に打ち砕き…輝ける未来を再建しよう』……『世界再建の要…、暁の従者』?」
読んでみて改めて小さく首を傾げる。ディセンダーを崇拝する団体……前作でいう『ナディ』みたいな存在だろうか…?
だとすると……危ない、かな?
こういうの場合…もし本当にディセンダーが居ると分かればどんな過激派な行動を取るか分からない。それこそ、前作で『マナ』を崇拝し過ぎ、負の感情に落ちた『ナディ』のように……。
「……しばらくはメリアと一緒に居るべき、かな…」
「――あら、それはメリアへの告白かしら?」
「―――ブっ!?」
突如、背後から聞こえた声に驚き振り向くと、そこにはまさに『ニヤニヤ』という擬音が似合いそうな笑みを浮かべたアンジュが居た。
「ぅ……いや、別に告白とかそんなんじゃないから……」
「あら、そうかしら?怪しいわねぇ……その紙は…?」
「ん……ただのゴミ」
僕の言葉に、依然と笑みを浮かべるアンジュは一度僕の手にしている紙に視線を向けた後、再度僕を見てそう聞いてきたので紙を丸めてそう答えた。
少なくとも…今はあまり気にする事はないだろうし。まぁ、一応警戒すべきだろうけど。
「――…そう言えばアンジュ。クラトス師匠から話、聞いてる?」
「えぇ、聞いてる。それにしても驚いたわ…精霊と関わりのある里が実際にあったなんて…。教会でも、世界樹と共に精霊を奉じるけど、私達の様な教会関係者でも精霊と会った人なんていなかったから…」
「そっか…。もし本当に精霊がいるなら…赤い煙についてまた一歩近付けるかな」
「そうね。さぁ、肝心のミブナの里へ行く方法なのだけれど、ブラウニー坑道を通ることになるらしいの」
「ブラウニー坑道を……?」
「えぇ。何でもこの前の奥地を更に深く行くとか…それじゃ、行く人数が揃うまで待っててね」
アンジュのその言葉に頷いた後、僕は準備の為に自室に向かった。
ブラウニー坑道の更に奥地かぁ…なんか嫌な予感しかしないなぁ…。
―――――――――――
そして現在、ブラウニー坑道の三層目を魔物を倒しながら歩
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