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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 ―そして、僕の伝説―
第十一話
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鍛錬を開始した。






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「――赤い煙は、最近じゃ色々な形に見える、って言ってたよね?
それって…もしかして、実態を持とうとしてるのかな?」


――アスベルとの鍛錬から数日…クラトス師匠との修行を終え、ちょうど食堂にてクラトス師匠と一緒に昼食を食べていると、その場にいたファラがそんな話を出した。
確かにファラの言うとおり、最近噂では様々な形をした赤い煙を見るようになったらしいけど…。
実態を持とうとしてる、か……まぁ、結局正体不明のままだからなぁ…。

「精霊なら、正体を知っていたりするかな」


「精霊かぁ…あってみたいなぁ」

ファラと同じく食堂にいたコハクの言葉に、僕は思わずそんな声を出した。
いや、前作でも精霊でセルシウスが出てたし、テイルズファンならば出来ればみたいもんだもん。


「でも、本当にいるかはわからないよ…。昔はいたって聞いた事あるけど、どこまで本当かわからないよね」


「精霊と交流を持つ、『ミブナの里』という場所がある」


コハクのそんな言葉に、先程まで静かだったクラトス師匠が不意にそう言葉を出した。


「…ミブナの里……師匠、それって…?」


「行く意志があるのなら、案内する。依頼として届けておこう。まぁ…衛司はちょうど先程の鍛錬の成果もみたいから出来る限りついてこい」



「ぅ……了解致しました」

それだけ言うとクラトス師匠はホールの方に歩いていった。
それにしても……『ミブナの里』かぁ…。




「――ミブナの里…、聞いた事があります。あそこは妙な昔話があるんです」

不意に、厨房にいたロックスさんが此方に来てそう言葉を出した。


「妙な昔話……?」


「えぇ、人がお化けになったり、動物になったりする昔話です。他にも、悪い事をしてカエルにされた男とか…」


「うわぁ……なんか…怖いな」


「ロックスも元々ヒトだったりしてね!」


ロックスさんの説明に思わず苦笑いしていると、唐突にファラが笑ってそう言った。


「えーぇぇぇ…ぇっと。何でしょうか、ヤブカラボーに…」


「ふふ、冗談だよ!ただ、ロックスってすごくヒトみたいだから。私達より頭がいいし、色んな事出来るし。何だかヒトとの違いを感じないもの」


「そ、そうですか。それは…、どうも……」


ファラの言葉を聞いて、どこか焦った様子から少し落ち着いた様子を見せるロックスさん。
……?どうしたんだろ…?



その後も少しロックスさん達と話をしてホールに向かう事にした。






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