スーパーロボット大戦OGs
0007話
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にその差を詰められて来ている。
ちなみに学科に限って言えば、ユーリアに勝った事は殆ど無い。
ジーベル? あいつは30番前後を行き来している。
「後5点か。なら、次こそは主席の座を譲って貰うとしようか」
いつもの如く、男前な笑みを浮かべるユーリア。
「主席にこだわってる訳じゃないが、そう簡単に譲る訳にはいかないな」
二人で話ながら教室へと戻ると、そこには既にジーベルの姿は無かった。
俺達と入れ違いになったんだろう。
「さて、次の授業はシミュレータでの訓練だな。アクセルには追いつくにはまずここから何とかしないとな」
幼年学校の勉強は大まかに学科・運動・シミュレータの3つがある。
まあ、細かく分ければもっと色々と分けられるのだがその辺は省略させてもらう。
その中で俺が一番得意なのがシミュレータ訓練。
3歳頃からバーニングPTをやってたのは伊達ではない。
ただ、幼年学校の為かシミュレータで操作するのは歩く、走る、しゃがむ等の本当に基本的な動作だけなのだが。
概ね、俺の幼年学校1年目の生活はこんな感じで過ぎていった。
「お、ジーベルがCクラスに下がってるな」
3年のクラス発表でC組にジーベルの名前を発見する。
クラス分けも3回目ともなれば、既に勝手知ったるなんとやらだ。
2年に進級した時と同じく、A組に自分の名前を見つけ3-Aの教室へと向かう。
朝のトレーニングの為登校するのが少し遅くなってしまったせいか、教室は既に8割方埋まっていた。
ざっと見る限り、A組の面子は7割が2-Aからの進級組。2割が2-Bからの上昇組、1割がそれ以外の、つまりC〜Eクラスからの特進組といった感じか。
いつもの如く廊下側の一番前にある自分の席に座り、顔見知りの同級生達へと軽く挨拶する。
あ、ちなみに先程口に出したようにジーベルはA組にはいない。
と言うか、2年進級時にB組に落ちた。
それでも会う度に絡んでくるのはある意味不屈と言うか、何と言うか。
「今日は遅かったな」
既に聞き慣れたその声はユーリアのものだった。
いつものように、キリッとした表情をした顔を見ながら思う。
やっぱり俺の予想、当たったな。
俺達に後輩が出来た去年から、ユーリアは下級生からお姉様として慕われている。噂ではファンクラブもあるらしい。
「朝練にちょっと時間が掛かってな」
「なるほどな。……ちなみにアクセル、卒業後の進路はもう決めたか?」
「進路?」
進路ねぇ。もちろん俺はこのまま士官学校に上がる予定だ。それはユーリアだってもう知っている筈。
となると。
「進路ってのは士官学校のコースの事か?」
「そうだな。ど
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