十一枚目
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じもの。
今のお前に生と死の境界は存在しない」
「不死……身?」
生と死の境界がない、生きてもいない、死んでもいない、つまり。
「顕界かつ冥界たる世界。
ネクロファンタジア…」
「くく、ネクロファンタジアか。
なかなか面白い事を言うじゃないか」
「笑い事じゃねーよぉ…」
「あといくつか力がある。
一次元に潜り込み瞬間転移する【ロスト】
生物以外のいかなるものも引き寄せる【アポート】。
この二つは既に体感したはずだ。
そしてあらゆる力を概念的に強化する【アクセル】。
体感時間を引き伸ばす【ブレイン】。
有りとあらゆる物を喰らい自らの糧にする【同化】。
有りとあらゆる物を閉じ込め空間をねじ曲げる【ワーム】」
「【ウォール】【リバース】【ロスト】
【アポート】【アクセル】【ブレイン】
【同化】【ワーム】…八つもあるのか…」
ロンギヌスの槍には届かないが…すごいな。
「何でこんなにあるんだ?」
「【同化】【アポート】以外は我が偉大なる同族の力だ。その杖に通してあるリングが我が偉大なる同族達の一部だ」
なるほど、実質的に五体の龍の、それも最上位の天使でもある存在の力か…ちょっと待てよ?
「なぁ…それって大丈夫なのか?」
「何がだ?」
「代償とかないのか?それだけの力をノーリスクで使えるとは思えない」
「確かに我らが力を使うには莫大な代償を必要とする。
ただの人間では宿っても発現すらしない。
ただの人間ではなしかしお前は堕天使の血を引いている。
普通に使うにはほぼノーリスクで扱えるだろう。
ただし、どれ程の力が使えるかはお前の力量次第。
コレは他の神器と同じだ」
俺の力量ね…
「なぁ、所で【同化】と【ワーム】ってどうやるの?」
「【同化】は意識して触れた物を侵食し同化する
【ワーム】は念じた物をねじ曲げる」
怖っ!え?なに?俺って物触っちゃまずい?
「それって日常生活大丈夫なのか?」
「お前が念じない限りな」
そか…気を付けよう
「ふむ、そろそろ潮時か」
え?
「なんの事だ?」
「起きろ寝坊助という事だ」
「は?」
そこで俺の意識はプツンと途切れた。
篝!かーがーりー!起きて!はーやーくー!
「うぅん…」
うるさいなぁ…
「おきろー!」
ばっ!
と布団を剥ぎ取られた。
「うぅん…もちっと寝かせてくれぇ…」
「今日はグリゴリ本部に行くんでしょ!」
………………
「そうだった!」
ガバッと起き上がり急いで居間に向かう。
俺とヴァーリ以外は全員そろっている。
「あ
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