第8話 初めての魔人戦
[6/6]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
。無断で入る人間は理由の如何に関わらず、殺す」
やる気こそなさそうだが、その絶対的な殺気は健在。魔人の殺気をその身に浴びた。
「きゃーーー! 気のせいだったぁぁ、全然助かってないーーー!」
長田君は悲鳴を上げる。
それが始まりのゴングだった。サテラは鞭を自在に操り、エールたちに攻撃した。
ばちんっ!! と当たった場所の地面がまるで豆腐の様に潰れた。凄まじい威力だ。
「人間では魔人に敵わん。無駄に構えるな。とっとと死を受け入れろ」
「ふん。それはどうかな……?」
その間に立つのがアームズ。腰に刺した刀…… 日光を構えた。
「む、それは……」
「そうだ。聖刀日光。魔人の天敵だ。当てるだけで良い。……少しでも当てるだけで……」
サテラとの間にあった見えない壁が、ぱきゃっぁぁん! と言うガラスが砕ける様な音と共に砕け散った。
「魔人の無敵結界を無効化できる!」
「くっ、厄介な代物を……」
サテラは忌々しそうに日光をにらみつける。
「さぁ、ここからが本番だ。ぬかるなよ、お前達」
「はいっ!!」
「ひーーー 死ぬぅぅぅ!!」
「怖い怖い怖いだすーーーーっ」
エールは生まれて初めて魔人戦を体験する事になるのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ