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蒼穹のカンヘル
九枚目
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てくださいな」

おおぅ…姉さんの目が輝いてるよ…

「わ、分かったから…ヴァーリ。
取り敢えず下りて、部屋でまたやったげるから」

「うん!」

俺と姉さんとヴァーリは俺の部屋に向かった。

で、だ…

「えへへ〜」

「うにぃ…」

「…………」モフモフモフモフ…

今の状況?ヴァーリを抱えた俺を姉さんがモフってるだけだ。

あ…んくっ、そこ…気持ちいい…ああ…

「うふふふふ…」

「うにぃ…」

羽って撫でられると気持ちいいんだよね…

ツツツーと姉さんが翼を指でなぞる。

「ひゃう!?」

な、なんか!今ゾクッてなった!

「ね、姉さんやめて…」

「あらあら、うふふ…」

ツー…

「ひゃん!?」

「可愛いっ!」

おい!姉さん!可愛いってなんだよ!あとその笑顔やめて!なんか怖いから!

「うふふふふ…」モフモフモフモフ…

「ね、姉さんそろそろやめてよ」

「そうですね…一緒にお昼寝してくれたらいいですよ」

昼寝か…まぁ、いいか…

「いいよ」

と言って俺はヴァーリを抱き抱えてベッドに寝転がった。

自分の翼を下に敷いて…

「ほら、来なよ姉さん、こうしたかったんでしょ?」

そう言うと姉さんはすごく嬉しそうな顔をしてベッドに乗った。

「篝〜」

ああ、やっぱり姉さんも可愛いなぁ…

ヴァーリと姉さん、美幼女に囲まれて俺は幸せだぜ!

「「すぅ、すぅ…」」

しばらくすると姉さんもヴァーリも寝息をたて始めた…俺も…ねむ…ぃ…zzz







目が覚めたら四時頃だった、その後は少し遊んで夕食になった。

ヴァーリの歓迎会ということでかなり豪勢だった…

父さん…この肉って鹿だよね?

え?射って来た?は?猟銃使ったの?

ああ、光の槍ですかそうですか…

この穏やかで優しい光景が、何時までも何時までも続いて欲しいと、俺は心の底から願うのだった。

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