七枚目
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の幼女にカンヘルを向けた…が…
「よせ!篝!この子は敵じゃない!」
とアザゼルが言って悪魔の幼女の前に出て庇う素振りを見せたので構えを解いた。
「敵じゃないってどういう事?
悪魔は俺達堕天使の敵でしょ?」
原作が始まってない今、三大勢力の自軍以外は敵のはず…
「それも含めて話す、バラキエル、さっさとプレッシャーを引っ込めろ。
コイツは間違いなく篝と同い年だ、そう警戒するな」
悪魔の幼女はアザゼルの服の裾を掴んで怯えている。
若干涙目だ、否、父さんのプレッシャーで泣かないとは相当肝が座ってるな…
「わかった…」
父さんは短く返し家へ向かった
「篝、バラキエルと話してる間、ヴァーリを頼むぞ」
「はいはい、わか…は?」
今、アザゼルは何と言った?
「ね、ねぇアザゼル、今何て言った?」
「バラキエルと話してくるからその間ヴァーリを頼むぞ」
「ヴァーリってその子の名前?」
「そうだが?」
「その子、女の子だよね?」
「コイツが男に見えるなら病院に行った方がいいな」
なん…だと…?
「あ、ああ、うん、わかった、ヴァーリちゃん?行こうか?」
あ、結局俺は何も知らされないのね…
俺は彼女を自分の部屋に連れて行った…
おい!そこぉ!変態とか言うな!
開いてるのが此所しかねぇんだよ!
今本殿じゃぁ姉さんが祓魔を習ってんの!
俺は部屋の突き当たりに座る。
陽当たりがいい特等席だ。
「俺の名前は篝だ。
まぁ、何処でもいいから座りなよ」
と言うと彼女は入り口近くの壁際に体育座りをした。
そして冒頭へ…
な、何を話せばいい?
「あ〜ちょっとまっててね…」
「ひっ!」
俺がお菓子とジュースを持ってこようと立った瞬間彼女は怯えた。
「え〜と…」
そうじゃん、ヴァーリって確か白龍皇故に虐待されてたんだっけ…
どうしよう…此方が危害を加えないと示す?駄目だ時間がかかりすぎる…
俺も龍系神器の所有者だと示す…これだ!
「ねぇ」
びくぅっ!と彼女は反応した。
「君は龍を宿してるんだろう?」
「あ、あ、あ、い、いやぁ!来ないで!」
ヤベェ、失策だったか?ええい!このままいっちまえ!
「怯えなくてもいいよ。
だって俺も龍を宿して居るんだから…」
「え?」
彼女は『あり得ない』『そんなはずはない』という疑念と共に僅かな『期待』を目にうかべた。
「見せてあげよう」
俺は翼を出そうと思い…考えた。
両翼を龍の翼に出来ないだろうか、と。
やってみよう、きっ
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