第六千九百九十二話 その蘇
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第六千九百九十二話 その蘇
いよいよお料理が運ばれてきました、ドイツはその中にある蘇というものはどれかと日本に尋ねました。
「蘇はどれだ」
「こちらです」
日本が指し示した木の食器の中の一つに小さな四角い焦げ茶色の食べものがありました。
「これが蘇です」
「これがか」
「一見するとチーズに見えませんね」
「白くも青くもないからな」
だからと言うドイツでした。
「見ただけではわからないが」
「召し上がって頂けるとです」
「わかるか」
「はい、それではです」
日本はドイツに言いました、見ればどのお皿にも今の日本のお料理とは違うもの珍しいお料理があります。
「今から」
「蘇を食べるか」
「他のお料理もどうぞ」
「お酒飲み放題ですから」
このことは台湾が言いました、見ればそのお酒もあえて奈良時代のものを再現しているお米のお酒です。
第六千九百九十二話 完
2018・4・24
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