ペルソナ3
2024話
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いたからだ。
勿論前衛という意味では、荒垣やコロマルもいるのだが……後方からの射撃の攻撃をメインにしているゆかりにしてみれば、前衛が多ければ多い程いい。
弓の腕が悪ければ、前衛の多さに誤射をする可能性もある。
だが、何度となく実戦を潜り抜けてきたゆかりの弓の腕は、味方が固まっていても、その隙間を縫うような形で相手を攻撃する事が可能だ。
それが出来なくなった……いや、100%無理という訳じゃないが、それでも前と違って色々と難しくなったのは、ゆかりにとって大きな痛手となるだろう。
ましてや……問題なのは、ゆかりのペルソナのパワーアップはこれが最後なのかという事だ。
せっかくイシスを使った戦闘に慣れたところで、また新たなパワーアップ……という名のペルソナの変更があり、再度戦闘スタイルを変えなければならないような出来事になってしまった場合、それは最悪としか言いようがないだろう。
出来ればそんな事にならないといいが……けど、恐らくペルソナの進化というのは、原作でもあったイベントの筈。
となると、この先はイオでは厳しく、場合によってはイシスでも厳しくなる……そんな可能性は、決して否定出来ないのだ。
「取りあえず、イシスでの戦い方を身につけて行くべきだな。戦っていれば、そのうち慣れてくる可能性もあるだろうし」
「わん!」
俺の言葉に、コロマルがその通り! と鳴き声を上げる。
……今更の話だが、実はコロマルもそのうちペルソナが進化したりするんだろうか。
ただ、そうなると、どういう理由でコロマルのペルソナが進化するのか、かなり気になるな。
まぁ、結局のところゆかりのペルソナが進化した理由も、まだしっかりとは分かってないんだから……うん、その辺りの事情に関しては、取りあえず考えない事にしておいた方がいいだろう。
「そうね。……じゃあ、アクセル、コロマル、協力してくれる?」
ゆかりの言葉に頷き、俺とコロマルはイシスを使った新しい戦い方にしっかりと付き合うのだった。
タルタロスでゆかりと共に訓練をした翌日……当然の事ながら、1日でゆかりがイシスを完全に使いこなせる筈もなく、試行錯誤が殆どで終わった日の翌日だったが、今日は日曜……つまり、月光祭の2日目となるので、当然のように鉄板焼きの屋台は通常運営だった。
いや、並んでいる客の数は明らかに昨日よりも多く、それこそ倍近いのではないかと思える程だ。
「何だって今日はこんなに忙しいんだ!?」
「どうやら、昨日の客が色々と話を広めてくれたらしいぞ!」
俺の言葉に、順平が悲鳴の如き声で答える。
料理をする俺も忙しいが、客の注文を聞き、料金を貰って釣りを払い、それをきちんとメモしなければならないレジ担当……いや、レジカウンタ
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