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ドリトル先生と和歌山の海と山
第四幕その十一
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「だから水のライオンや岩のライオンもね」
「いる筈だしね」
「探しに行こうね」 
 また王子に応えた先生でした。
「そうしようね」
「機会があればね」
「そうしようね」 
 二人でお話をしてそうしてでした、先生達はサファリを巡って話題のサーバルキャットも見てイルカやアシカのショーも観ました。
 全部見て回ってその後で、でした。先生達はホテルに戻ってそうしてとても満足してお風呂にも入って夕食も楽しみましたが。
 先生にです、動物の皆はあらためて言いました。
「よかったね、ワールドサファリ」
「シャチさん達がいなくなったのは残念だけれど」
「それでもね」
「パンダさん達がいて他の生きものも一杯いて」
「何かと楽しかったね」
「素敵な場所だったわ」
「そうだったね、まあテーマパークの施設は行かなかったけれど」
 それでもと答えた先生でした、この日も梅干しと蜜柑で日本酒を楽しんでいます。どれも和歌山のものです。
「充分以上に楽しめたね」
「本当にね」
「また行きたい位よ」
「色々な場所を巡ってきたけれど、これまで」
「ワールドサファリもよかったわ」
「最高だったね」
「日本でもかなりいい動物園だね」 
 ここでは動物園と表現した先生でした。
「あそこも」
「大阪の動物園とどっちが上かな」
「天王寺の動物園と」
「あそこもいいけれどね」
「白浜もよかったわね」
「そこは僕も言えないね」
 どちらがどちらはというのです。
「どちらもそれぞれ見るべきものがあるからね」
「だからだよね」
「先生にしてもだね」
「どれがいいかはね」
「言えないんだね」
「ちょっとね、犬君達も皆元気で明るかったし」
 そちらのコーナーのお話もした先生でした。
「いい場所だったよ」
「他の皆も元気だったしね」
「ホッキョクグマさん達も」
「サファリのライオンさん達もね」
「とてもくつろいでいてね」
「観ていてよかったよ、じゃあ明日はね」
 今度は明日のお話をした先生でした。
「お城に行こうね」
「紀伊和歌山城ね」
「吉宗さんもいたあの城ね」
「あちらに行くのね」
「そうしようね、そういえば日本にいるとね」
 ふとこうも思った先生でした。
「色々なお城を巡るね」
「そうそう、大阪城も行ったしね」
「姫路城も行ったし」
「あと首里城も行ったね」
「松山城もね」
「それで今度は和歌山城だね、日本のお城は多くの国のお城と違うけれどね」
 先生が最初にお城だと思っていたものとはです。
「日本のお城もいいね」
「奇麗で恰好よくて」
「中を見回って素敵よね」
「じゃあ素敵なそのお城に入ってね」
「観て回ろうね」
「そうしようね」
 笑顔で応えた先生でした、そうしてです。
 先生
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