第1話 真っ白?神様?チート?テンプレです
[4/8]
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ボケ会話と思考を切り離し冷静に考える。
「最後に2つ質問。元の世界と私の関係がどうなるか。それと何故名前の記憶を封じたか」
「元の世界のお主の存在は抹消される。元から居なかったことになる。お主と関係があった人間については、現状に一番合った状況に世界が勝手に修正する。男の恋人がいたり、独り身ならそういった関係が元から無かったことになり、同姓のパートナーがいるなら条件にマッチしたお主の代わりとなる存在と関係を持っていた、などじゃな。名前はその存在をもっともよく表す。お主が名前を覚えているとこの世界に留めるのが難しくなるのじゃ」
打てば響くように返ってくる答え。
正直この時点で現実世界への未練は殆どない。
孤児院育ちのため肉親その他が居ない。
お世話になった孤児院ともしばらく連絡を取っていない。
同じく学生時代関係を持っていた子たちとも卒業を共に疎遠になっている。
社会人半年で分かった風な口を聞くなと怒られるかもしれないが、この先数年、数十年、仕事を覚えてしまえば単調な、平凡な一市民としての生活が待っている。
さっきの色ボケ会話も大部分魅かれるものがあるが、それを抜きにしても好んで読んでいた二次創作物の展開。
そういえば・・・
「こういった展開なら、神様からなにかしらの能力がもらえたりするのかしら?」
「もちろんじゃ。世界の管理者となるからには何であれ力を持たねばならぬからな。ついでに言うとよくある制限などもない。お主の望む力を望むだけ与えよう。加えて不老不死はデフォルトじゃ。」
気前の良いことだと感心する。
そこで一旦心を落ち着けて、もう一度話を精査する。
そうして心を決めると、意識を神に向けはっきりと宣言する。
「その話、受けるわ」
「ふむ・・・まずはありがとう、と言っておこうかの」
「気にしないで。私にとっても刺激的な生活という意味で利のある話よ」
「それではさっそく与える力について話し合おうかの。まずは姿と名前じゃな」
姿と名前・・・不老不死、言うなればこれから永遠に等しき付き合いになる・・・慎重に選ばないと。
と言っても候補はすでにある・・・最初の姿がこの光球の時点で姿を変えるのは予想出来ていたし。
と思っていたら・・・
「まぁ管理者としてある程度力を付ければ、姿を変えることも出来るんじゃがな。それでも世界に入り物語を完結させるなら早くて数年、下手すれば数百年もありうるのでな」
あっさり変えられる宣言。さすが神。そう言えば・・・
「まだ、どんな世界に送られるか聞いてなかったわね」
「ん?あぁ、そうじゃったな。最初に行ってもらうのは『魔法先生ネギま』・・・のような世界
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ