暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第29話 美食會との死闘!オカルト研究部、戦います!
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イ。随分ト珍シイモノヲ持ッテイルンデスネ』
えっ?あれってそんなに凄い刀なんですか?イッセー先輩がポンッと祐斗先輩に渡していましたから全然知らなかったです。
「祐斗は魔剣を出せるからこんなものを渡してもお荷物になるかも知れないが一応持っていてくれ……彼はそう言っていたけど僕からすれば凄く頼もしい一刀だ。イッセー君の思いに答えるためにもこの刀を使いこなしてみせる!」
祐斗先輩はそう言うとフッと姿を消して気が付いた時にはGTロボに攻撃を仕掛けていました。気のせいでは無く明らかにさっきよりも早くなっています。
『速イ!サッキマデトハマルデ違ウ!』
「はぁぁぁ!『龍鎚閃』!!」
上空に飛び上がった祐斗先輩は落下重力を利用した威力の高い斬撃をGTロボに喰らわせました。さっきまでは傷をつけることが出来なかったGTロボのボディに切り傷が走ります。
「まだだ!『龍翔閃』!!」
地面に着地した祐斗先輩は、今度は刀の峰を右手で支えてGTロボの下から跳躍し刀の腹で切り上げました。飛び上がった祐斗先輩は背中から悪魔の羽根を生やしてGTロボの周囲を高速で動きながら連続して攻撃していきます。
「これでどうだ!『龍巣閃』!!」
人間の急所と思われる場所に連続して攻撃を喰らい流石のGTロボも後ずさりしました。
『背中カラ羽根ヲ生ヤストハ益々興味深イ!是非トモ解剖シテミタイデスネェ!』
「はぁ……はぁ……効いてないのか?」
「いえ、効いてはいるみたいです。見ていて思ったんですがあのGTロボは速い動きをするためか他のタイプより装甲が薄いんじゃないでしょうか?私たちの攻撃で所々ヒビが出来ていますし……」
私のリビルト・カナディアン・バックブリーカーや祐斗先輩の怒涛の攻撃を受けて顔や指に細かいヒビが出来ていました。体毛が切られた場所にもヒビが見えたのであのGTロボは他のよりも装甲が薄いのかも知れません。
「だとして硬いことには変わりないけどね。僕が鋼を斬れればこんなことにはならなかったんだけど……」
「私に考えがあります。祐斗先輩はあいつに隙を作ってくれませんか?」
「隙を?……分かった、やってみるよ!」
祐斗先輩はそう言うと地面に右手を置いて大量の魔剣をGTロボの周囲に出現させました。私はその間にGTロボの背後に回り込み一気に接近していきます。
(取った!ここです!)
だがGTロボは素早くこちら側に振り向き回転する腕を私に放ってきました。
『ナニヲスル気カハ知リマセンガ残念、読ンデイマシタヨ!』
GTロボは私の動きを読んでいたらしく、カウンターを放ってきました。ですがGTロボの攻撃は地面から出てきた魔
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