暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第29話 美食會との死闘!オカルト研究部、戦います!
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 すれ違いざまに左手の指から滅びの魔力で作った魔力の剣を出してGTロボをVの字に切り裂いた。


『ナ、ナンダトッ!?』


 油断していたGTロボは四肢を両断されて地面に転がった。


「はぁ……はぁ……土壇場でやったけど上手くいってよかったわ」


 正直GTロボが気をそらしていなかったら当たらなかっただろう。だってまだ数秒しか維持できないし射程距離も短いからね。本当に上手くいってよかったわ。


『イ、イッタイ何ガ起コッタンダ……?』
「こういう事ですわ」


 倒れたGTロボの傍に朱乃が姿を現した。


『馬鹿ナ!?オマエハ死ンダハズジャ!!』
「私が作った泥人形はいかがでしたか、よくできていたでしょう?」


 さっきレーザーで貫かれた朱乃は魔法で作った泥人形で今は元の土くれに戻っていた。


『泥人形ダト?ソンナ物イツノ間ニ作ッテヤガッタンダ?』
「私たちは魔法がつかえますの。あなたが泥人形を必死で攻撃している間、私は魔法で姿を消して見てましたけど滑稽な姿でしたわ」
『チッ、GTロボモオ粗末ナモンダ。ソンナコトニ気ガ付ケナカッタトハナ』
「いいえ、あなたが朱乃に気が付かなかったのは死んだと決めつけて注意しなかったからよ。GTロボは高性能でも操縦者が甘かったわね」
『ムカツク女ダ……ゼ……』


 私は滅びの魔力を放ちGTロボを消し去った。万が一自爆されたらマズイしコアもどこにあるか分からなかったから全部消したけど良かったのかしら?まあいいわよね、だって加減できるような相手じゃなかったし。


「それにしても強かったわね。相手が油断してくれていたのと私の滅びの魔力がGTロボすら消せたのが幸いしたから勝てたけど私たちもまだまだね」
「本当ですわね……小猫ちゃんたちは大丈夫でしょうか?」


 触れたものを一切残らず消滅させる滅びの魔力が無ければGTロボには勝てなかっただろう。私は自分が本当に恵まれていることに感謝した。


「じゃあ次は小猫たちの援護に……!?うぅ……」
「リアス!?……ぐっ、私ももう……」


 私と朱乃は地面に倒れてしまった。


「……うう……流石に魔力を使い過ぎましたわね……体が重いですわ……」
「情けない……小猫たちの援護に行かないといけないのに……」


 私たちは地面に倒れながら小猫と祐斗の事を想いながらも気を失ってしまった……



ーーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーー


side:小猫


「はあっ!」
『ホゥ、ヤリマスネ』


 祐斗先輩の魔剣とGTロボのサーベル、いやあれは包丁でしょうか?それらがぶつかり合い甲高い金属音が辺りに響きました。
 


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