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蒼穹のカンヘル
六枚目
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!篝!顔!顔!」

ん〜?なにぃ…

「どしやのぉ〜アザゼル〜」

「お前の顔ヤバいって!溶けてる!溶けてる!」

「あらあら、本当ですわ…」

「朱璃さん!分かってるなら止めてください!おっと…鼻血が…」

なんかアザゼルが鼻つっぺしてる…

うにぃ…

「朱乃、篝の翼を撫でるのはそれくらいにしてご飯たべましょう。
篝も翼を仕舞いなさい」

あ〜モフられるのきもちよかった…

「はーい」

「うにぃ…」

「駄目だこりゃ…」

何がさ?て言うかさっきから父さんが一言も喋ってない…

その後はアザゼルが注文した料理を食べたが滅茶苦茶美味しかった。

流石は堕天使総督が勧める店だ。








そしてある程度食べて大人組は晩酌を始めた。

大体一時間ぐらい経ったが真っ先に潰れたのは父さんだった…

えぇ…そのナリで真っ先につぶれるのかよ…と思った俺は悪くない。

それと姉さんは寝落ちした。

もう十時近いからね…

「ちょっとお花を摘みに…」

ん?母さんがトイレに行ったな…

「おい、篝」

「何?アザゼル?」

今度は何さ…

「ちょっとコレ飲んでみないか?」

と差し出されたグラスは酒だった。

「お酒?」

「飲んでみろ、上手いぞ?」

前世じゃぁ毎年正月にお屠蘇飲むくらいだったしな…今なら呑んでもだいじょうぶか?

「分かったー」

グラスを受け取る…どうしようか…

うん、堕天使の血があるから急性アル中にはならんよな。

俺は受け取ったグラスを一気に煽った

「あ!馬鹿野郎!イッキすんじゃ…」

時既に遅し。

「もどりましたー」

喉が!喉が焼ける!

「ゲホッゲホッ!」

喉が!…………あれぇ?

俺は喉が焼ける感覚と母さんの怒号を耳にしながら意識を失った…

















夢を見た。

何かよく分からない大きな物が四つあった。

そして一際大きい何かが目の前にあった…

目の前にある何かは銀色だった…

それ以外の四つは赤かったり白かったりした…

目の前の何かが大きく口を開き何かを言った…

口を開いた事は分かるのに目の前の何かの全体像は掴めない…













ん…あれ?ここは…どこだ?

俺は気が付くと和室にいた…

机につっぷして父さんが寝ている。

姉さんは畳に寝てるし。

あ、そうか、アザゼルに連れられて居酒屋に来たんだった。

あれ?母さんとアザゼルは?

えっと…たしか姉さん達に翼をモフられて…

料理
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