五枚目
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ともそのつもりだ」
と何やら俺抜きで話し合いを始めた。
「で、どうするよ、なんなら俺等で篝と朱乃を鍛えてやってもいいが」
え?なにそれめっちゃやりたい。
「ふむ…いやしかしコカビエルやケムエルのような戦争主義者は教育に悪いだろう」
あ、ダメですかそうですか。
「あ〜確かになぁ…やめとくか…
まぁたまに連れてくるぐらいは大丈夫だろ」
よっしゃ!
「アザゼル、貴様は篝のデータが欲しいだけではないのか?」
「いやいや、そんなことねーよバラキエル。
サハリエルが気に入ってるしグザファンも満更じゃなさそうだったしな」
サハリエルは丁寧に教えてくれたしグザファンも解んないところを教えてくれたしな。
「サハリエルとグザファンか…まぁいいだろう」
あ、その二人はいいんだ。
「で、今夜は泊まっていくのか?」
アザゼルの問に父さんは…
「朱璃に聞いてくる」
母さんが一番強いもんなー…
母さんの方に走って行ったな。
「なぁ篝」
アザゼルが話しかけてきた。
「なにアザゼル?」
「羽根を1枚くれないか?」
「羽根?」
「そう、羽根」
父さんが離れるのを見計らってたな。
「何に使うの?」
「調べるだけさ」
ならいいのか?てか羽根って抜けるの?
「羽根って抜いて大丈夫なの?てか抜けるの?」
「ん?大丈夫だぞ。髪の毛と同じ様なもんさ。
ちょっと痛いがそれだけだ。
それに髪の毛と違って直ぐにまた生えて来るからな」
そんな物なんだ…でもさ…
「それって堕天使の翼でしょ?
龍も同じでいいの?」
「ああ、多分大丈夫だ。
それに龍の回復力なら堕天使の翼より早く生えるだろ」
あ、そうなの?
「なら別にいいけどアザゼルの羽根も1枚頂戴」
等価交換ってね。
「別にいいぞ」
バサッ!
おお、六対十二枚の漆黒の翼…これはこれで綺麗だしカッコいいな。
それにアザゼルの翼で上手く俺を隠している。
多分父さん達に俺が羽根を抜くのを見せないためだろう。
アザゼルは自分の翼から1枚の羽根を取って渡した。
「ほら、これでいいだろう?」
「うん」
俺も自分の龍の翼から1枚取る。
イテッ!本当に髪の毛抜いたような感覚だな。
「はい」
アザゼルの羽根を受け取り自分の羽根を渡す。
アザゼルは懐に入れ俺はポケットに入れた。
あ、父さんが戻ってきた。
「篝、今日はここに泊まっていくぞ」
あ、許可がでたんだ…
「分かったー」
「アザゼル、部屋はあるのか?」
「余ってなけりゃあんなこと言わねぇよ」
「
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