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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica13-B橙石楠花騎士隊〜Mission〜
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の突進力に踏ん張りきれなかったマイスターは後ろ向きに床に叩き付けられて、大きなクレーターを作った。しかもそれだけじゃ終わらなくて、床にヒビが入ったかと思えばどんどん床にめり込んで、最後には崩落した。それほどの突進力を持ってるんだ、仮面持ちは・・・。
「がはっ・・・!」
階下の床に叩き付けられたマイスターが吐血する。それでも仮面持ちの突進は収まる気配を見せなくて、床にクレーターが出来始める。
(アイリが助けないと!)
――竜氷旋――
マイスターの体を通して冷気を竜巻状に発生させて、仮面持ちを後退させてやった。その間にマイスターも立ち上がったけど・・・
――ラケーテン・シュペーアU――
仮面持ちの追撃がすぐ側にまで迫ってた。“エヴェストルム”を手放したマイスターは突き出された槍を躱して、背負い投げの要領で仮面持ちの右腕を掴んで「おらぁっ!」ってぶん投げた。ジムらしいこのフロアのトレーニング器具をなぎ倒しながら、仮面持ちは「ぐふっ!?」って壁に叩き付けられた。
「もう施設への被害など気にしていられるか。やってやるよ、仮面持ち・・・!」
マイスターは床に突き立った“エヴェストルム”2本を手に取って、めり込んだ壁から床に降り立った仮面持ちへと一足飛びで接近。
――
集い纏え
(
コード
)
、
汝の雷撃槍
(
フルグルゼルエル
)
――
蒼い雷撃を纏う右の“エヴェストルム”を仮面持ちに振るった。仮面持ちは横っ飛びすることで避けたけど、穂から放電されてる雷撃が掠って「ぐぁ・・・!」って感電した。そこに左の“エヴェストルム”の追撃。仮面持ちはビクビクって痙攣しながらも槍を振るって、マイスターの一撃を弾き返した。あの状態で対応できるなんて、アイツすごい。
(でもマイスターも加減はしないよ)
施設を壊さないように手加減してたマイスターだ。本気になったらもうアイツに勝ち目はないよね。そっからのマイスターは、トレーニング器具や天井や壁、床の損傷なんてお構いなしに魔法を放って、仮面持ちを確実に追い詰めていった。
『転移スキルで逃げる気配がないな・・・』
『うん。アイリもそれは気になってた。この階に落ちた時、マイスターに奇襲しないでそのまま逃げれば良かったのにね』
――
天よ怒れ
(
コード
)
、
汝の酷雷
(
ジェレミエル
)
――
マイスターへと突進し始めた仮面持ちの直前に現れた雷の龍。さっきからカートリッジをロードして魔力量を増やしてるから、相対的に威力もうなぎ上り。そんな魔力の塊へと仮面持ちは突っ込んで、雷龍にパクンって飲み込まれた。そして強烈な雷撃を周囲に放電しながら雷龍は消滅して、ボロボロになった仮面持ちが姿を現した。
「
クソが
(
シャイセ
)
!」
――シュトルム・シャルフリヒター――
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